パソコン三昧 やさしい講座 〜第110回 USBメモリで、データの同期&バックアップを行う〜

USBメモリで、データの同期&バックアップを行う

パソコンとUSBメモリを一発同期化する

 常に使っているパソコンからファイルをUSBメモリにコピーして、ほかのパソコンで更新などの作業を行うケースが多々ある。回数が少ない場合は問題ないが、度々作業をやっていると、大事なファイルをコピーし忘れが起こる。そして、古いファイルと更新したファイルが常に使っているパソコンとUSBメモリに混在して収拾がつかなくなることもある。こうした失敗をなくすために、同期ソフトを使おう。ただし、同期ソフトは何でもいい、というわけにはいかない。ソフトによっては、せっかく作業したファイルが間違って上書きされたり、削除したファイルが勝手に復活したりする心配があるからです。今回は面倒な管理が一切不要な同期ソフト"FreeFileSync" と、あらかじめ指定しておいたパソコン内のフォルダとUSBメモリのフォルダをワンタッチで同期できるソフト"全自動双写像"を活用する。
 このページは、2014年8月に「第70回 USBメモリでファイルの操作や管理・データの同期を行う」から「データの同期」を分離して「第110回 USBメモリで、データの同期&バックアップを行う」として、新たに「全自動双写像」を追加した。

FreeFileSync ソフト

 FreeFileSync ソフトは、異なる場所にあるフォルダの内容を同じにする”同期”作業をボタン一発で実行できる。秀逸なのが、同期の方法をきめ細かく設定できること。更新されたファイルだけをコピーする、といったことが手間なく実行できる。ファイルの種類など、条件を絞って同期させることも可能です。

パソコンの環境を整える

 「FreeFileSync」ソフトを使う前に、パソコン環境を整えておく。
 ●USBメモリを挿入したとき、いつも同じドライブ文字になるように設定する。これによって、毎回同期先のフォルダを指定しなくて済む。こちらを参照してください。
 ●次に、FreeFileSyncは、同期したい2つのフォルダを設定するが、設定内容を保存しておくと、次回からはいちいちフォルダを設定しなくてよい。こちらを参照してください。

FreeFileSyncのインストール

 ウェブサイトから実行形式ファイルを入手し、USBメモリにインストールする。

●フリーファイルシンクの配布先

ソフト名 FreeFileSync
配布先 http://sourceforge.net/projects/
freefilesync/files/
作者 ZenJu氏 OS 7/Vista/XP

●ダウンロード&USBメモリにインストールする

1.上記の配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「Download FreeFileSync 5.7 Setup(6.7 MB)」をクリックする(@)。
2.ダウンロードしたファイルを(@)、ダブルクリックする。
3.「FreeFileSync 5.7 セットアップ」画面が表示されるので、「同意する」をクリックする(A)。
4.下記画面で、「ポータブル」を選択する(@)。
5.USBメモリ内のフォルダを設定して(A)、「次へ」をクリックする(B)。
6.次の画面で、別のソフトのインストールを促されるが、インストールしなくていいので、チェックを外して(@)、「インストール」をクリックする(A)。
注)この画面とは異なるソフトのインストールを促されることもある。
7.インストールが終了すると、下記画面が表示されるので、「閉じる」をクリックする(@)。
これで、インストールは終わりです。
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同期するフォルダを登録して実行する

 FreeFileSyncを起動して、対象フォルダ設定欄にパソコン側とUSBメモリ側のフォルダをそれぞれドラッグして設定する。あとは、「比較」ボタンで処理するファイルが表示されるので、「同期処理」ボタンで同期作業が始まる。
1.USBメモリ内の実行形式ファイルをダブルクリックする(@)。
2.FreeFileSyncが開くので、対象フォルダ設定欄にパソコン側とUSBメモリ側のフォルダをそれぞれドラッグして設定する。ここでは、パソコン側のフォルダは、「仕事(パソコン側)」とし(AB)、USBメモリ側のフォルダは、「仕事(USBメモリ)」とした(BC)。
注)フォルダを設定する空欄が表示されない場合は、画面のサイズを大きくする。
3.初回起動時に下記画面がでる。「はい」をクリックすれば、週に1回、ソフトの起動時に最新版の有無を確認し、最新版があるときブラウザでダウンロードのページが開く。ここでは、「いいえ」を選択した(@)。
4.「比較」をクリックすると(@)、フォルダの中身を比較して、処理するファイルが表示される(A)。
5.「同期処理」をクリックする(B)。
6.下記画面で、「開始」をクリックする(@)。
7。同期処理が終わると、下記画面が表示されるので「OK」をクリックする(@)。
これで、同期処理は終わりです。
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すぐ実行できるように設定ファイルを保存する

 いちいち同期するフォルダを設定しなくてもできるように設定ファイルを保存する。次回からは、この「設定ファイル」を開くことで、対象フォルダ設定欄にパソコン側とUSBメモリ側のフォルダをそれぞれドラッグして設定する手間が省けます。
1.「プログラム」メニューから(@)、「保存」をクリックする(A)。
ここで、もう一つ「設定ファイル」を作りたい場合は、「別名保存」を選択すると、2つの「設定ファイル」を作ることができる。
3.「名前をつけて保存」画面が表示されるので、保存先は、「FreeFileSync」のフォルダが表示されているので、そのまま使用するといい。(@)。
4.ファイル名を入力して(A)、「保存」をクリックする(B)。
5.次回からは、「プログラム」メニューか、「開く」で(@)、保存した「設定ファイル」を(AB)、選択して、「開く」をクリックすればよい(C)。
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あらゆるケースに自動で対応する

 対象フォルダ設定欄にパソコン側とUSBメモリ側のフォルダをそれぞれドラッグで設定して、「比較」をクリックすると、フォルダの中身を比較して、処理するファイルが表示される。そのとき矢印の方向などが表示される。
「A」は、USBメモリ側のファイルを更新すると、パソコン側は上書きされる。
「B」は、USBメモリ側でファイルを新規作成すると、パソコン側にコピーされる。
「C」は、両方ともファイルを更新すると、何もしない。
「D」は、パソコン側でファイルを削除すると、USBメモリ側も削除される。
「E」は、パソコン側で、ファイルを更新すると、USBメモリ側は、上書きされる。

 問題は、「E」の両方で、同じファイルを更新した場合です。こういうことは起こりえないはずですが、もし起こった場合は、内容のチェックが必要となります。そのほかは、自動に処理をしてくれるので、大変ありがたいソフトです。
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このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2012.9 P34-41)

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