パソコン三昧 やさしい講座 〜第111回 USBメモリで、セキュリティ強化ツールを持ち歩く〜

USBメモリで、セキュリティ強化ツールを持ち歩く

ここでは、次のアプリを記載しています。
アカウント管理
 IDとパスワードを管理する
 ・ID Manager
 1つのパスワードですべてのサービスにログインできる
 ・KeePass Classic Password Safe Portable 
パソコンを汚さない
 他人のパソコンに自分のファイルを残さない
 ・Eraser Portable
 他人のパソコンに痕跡を残さない
 ・Wise Disk Cleaner Free
ウィルス&スパイウェア対策
 ウイルスをチェックする
 ・ClamWin Portable
 ウィルスの検出から処理まで行う
 ・Emsisoft Emergency Kit Free
 スパイウェアをチェックする
 ・Spybot - Search & Destroy Portable

アカウント管理

 このページでは、「IDとパスワードを管理する」の IDManager と「1つのパスワードですべてのサービスにログインできる」の KeePassPortable を記載しています。 

IDとパスワードを管理する

IDManager

 IDとパスワードを管理するソフトに「IDManager」がある。このソフトはレジストリを使用していないので、普通にHDDでインストールおよびデータの入力して管理データを作ってもよい。作り上げたフォルダとファイルをそっくりUSBメモリにコピーするだけでいいです。
 「IDManager」のインストールおよびデータの作成は、こちらを参照してください

C:ドライブのProgram Files(x86)に展開

  IDManagerをインストールすると、C:\Program Files(x86)\idmに展開される。「idm」フォルダをUSBメモリにコピーすれば、OKです。
図1.C:ドライブの「Program Files(x86)」フォルダの中の「idm」フォルダを(@A)、USBメモリにコピーする(B)。これで、OKです。
図2.「idm」フォルダの中は、1つのフォルダと6つのフィルが生成されている(CD)。
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IDManagerの実行

 USBメモリにコピーしたフォルダの中から実行形式ファイル「IDM.exe」をダブルクリックする。
図3.USBメモリにコピーしたフォルダの中から実行形式ファイル「IDM.exe」をダブルクリックする(@)。表示された画面の「ID Manager ログイン」画面が開くので、「パスワード」を入力して「Ok」をクリックする(AB)。
図4.「IDManager」が起動する。
 IDManager の説明は、ここで終わりです。
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1つのパスワードで全サービスにログインする

KeePass Classic Password Safe Portable

 いろいろなウェブサービスのIDとパスワードをすべて覚えておくのは至難の業。[KeePass Classic Password Safe Portable]を使って、IDとパスワードをUSBメモリーで持ち歩けば、IDとパスワードを思い出す苦労もなくなる。ポイントは、最初にマスターパスワードを1つ設定すること。それさえ覚えておけば、登録したすべてのIDとパスワードを利用できるようになる。

アプリのインストール

 ウェブサイトから実行形式ファイルを入手し、USBメモリ内のフォルダにインストールする。

●キーパス・クラシックパスワード・セーフ・ポータブルの配布先

ソフト名 KeePass Classic Password
Safe Portable
配布先 https://portableapps.com/apps/utilities/
keepass_portable
提供 PortableApps.com
(John T.Haller) & the
KeepPass Developare
OS 10/8.1/7

●ダウンロード&USBメモリにインストールする

図1.上記の配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「Download X.XX」をクリックする(@)。
図2.ダウンロードされた「実行形式」ファイルをダブルクリックする(@)。「languge select」画面で「日本語」を確認して「OK」をクリックする(AB)。「インストール先フォルダー」枠で、「USBメモリー内のフォルダー」を指定して(C)、「インストール」をクリックする(D)。インストールが終わったら「完了をクリックする(E)。
図3.USBメモリ内のフォルダを指定して(@)、「Install」をクリックする(A)。
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日本語表示にする

図4.USBメモリにインストールしたフォルダーにある実行ファイル「KeePassPortable.exe」をダブルクリックしてソフトを起動する(@)。「アップデートの設定」画面が開くので、「Enable」を選択する。(AB)。アプリが開くので、「View」メニューから「Change Languge」を選択する(CD)。「Load a Languge File」画面で「Japanese」を選択する(EF)。
図5.「Restart Keepass?」画面で、「Yes」をクリックする(GH)。日本語で表示される(I)。
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マスターパスワード設定する

図6.「新規」ボタンをクリックする(@)。マスターパスワードを設定して「OK」をクリックする(AB)。再度パスワードを入力して「OK」をクリックする(CD)。
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アカウントを登録する

図7.カテゴリーを選択し「エントリーの追加」をクリックする(@A)。「エントリー追加」画面で、「タイトル」「ユーザー名」「パスワード」を入力して(B~D)、「OK」をクリックする(E)。
図8.入力した情報が、右側ペインに表示される(F)。引き続き、アカウントを入力する場合は、図7の操作を繰り返す。利用したいアカウント情報をすべて登録したら「保存」をクリックする(G)。「名前を付けて保存」画面で、「ファイル名」を確認して、保存先を「USBメモリー」にして、「保存」をクリックする(H~J)。
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使うときはクリップボード経由で貼り付け

 キーパス・クラッシク アプリを起動したら、最初に「「データベース」ファイルを開きます。
図9.「開く」をクリックして(@)、USBメモリーに保存した「Database.kdb」ファイルを開く(A~C)。「マスターパスワード」を入力して「OK」をクリックする(DE)。
図10.開いた画面で、利用したいサービスを選び(FG)、「ユーザー名」をコピーする場合は、「ユーザー名コピー」ボタンを、「パスワード」をコピーする場合は、「パスワード コピー」ボタンをクリックする(HI)。次にブラウザーで、IDおよびパスワード入力欄を選び、「Ctrl + V」キーを押す(JK)。

 KeePass Classic Password Safe Portableの記載は、ここで終わりです。
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このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2013.8 P83-84)
                   日経BP社(2014.9 P73)

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