パソコン三昧 やさしい講座 〜第112回 ペイントで写真に説明文を挿入&切り抜きして合成する〜

ペイントで写真に説明文を挿入&切り抜きして合成する

 Microsoftのペイントで、写真に説明文を挿入する。また、写真を切抜きをして、ほかの写真に合成をする。

写真に説明文を挿入する

 先ず、@画像サイズの縮小の仕方、A余白の作り方、B文字の入力の仕方、Cテキストボックスの拡大縮小・移動の仕方、D文字のフォントやサイズの変更の仕方、E文字入力の終わり方、F文字の色と背景色を別々に指定する仕方、の順に説明する。

画像サイズを縮小する

 デジカメの画像をペイントなどでそのまま取り扱うと、サイズが大きいので、扱いにくい。そこで、適当な大きさに縮小する。ここでは、横幅を500ピクセルにする。
図1.画像ファイルを開いたら、「ホーム」タブの「サイズの変更」をクリックする(@A)。「サイズと傾斜の変更」画面が出るので、「ピクセル」を選択する(B)。水平方向の枠に「500」と入力して(C)、「OK」をクリックする(D)。
図2.「500」pxと画像が縮小しました(E)。
             topへ

余白を作る

 説明分は、画像の上に直接表示できるが、画像の下側または右側に余白を作って、余白に説明分を表示したい場合もある。余白の作り方は、画像のハンドルにマウスポインタを重ねるとポインターが白い矢印に変わる。そこで外側にドラッグすると余白ができる。内側にドラッグすると画像が削られるので注意のこと。
図3.画像にある「□」マークがハンドルです。
図4.画像のハンドルにマウスポインタを重ねるとポインターが白い矢印に変わると、外側にドラッグする。内側にドラッグすると画像がドラッグした分消える。
図5.右下のハンドルにポイントして、ポインターが「白い矢印」に変わったら外側にドラッグすると、画像の右側と下側に余白ができる。
図6.画像の下側にあるハンドルをポイントして、ポインターが「白い矢印」に変わったら下側にドラッグする(@)。画像の下側に余白ができる(A)。
             topへ

文字の入力の仕方

 文字を入力する場合は、「ホーム」タブの「ツール」グループの「テキスト(A)」ボタンをクリックする。入力する文字が分かるように文字の色を指定するため、「色」グループにある「色」を選択した後、文字を挿入したい位置で、クリックするとテキストボックスが表示されるので、文字を入力する。
図7.「ホーム」タブを選択して「テキスト」ボタンをクリックする(@A)。次に文字の色を選択する(B)。
文字の色は後でも変えられる。
図8.文字を挿入したい位置で、クリックするとテキストボックスがでる(C)。と同時に「テキスト ツールのテキスト」タブが表示される(D)。
             topへ

テキストボックスを拡大縮小・移動する

 テキストボックスは、左右上下に拡大縮小することができる。また、斜め上下に拡大縮小することができる。そして移動することもできる
図9.左右のハンドルにポイントして、ポインターが「横に白い矢印」に変わったら、左右にドラッグすると、左右に拡大縮小することができる(@)。上下のハンドルにポイントして、ポインターが「縦に白い矢印」に変わったら、上下にドラッグすると、上下に拡大縮小することができる(A)。四隅ののハンドルにポイントして、ポインターが「斜めに白い矢印」に変わったら、斜め上下にドラッグすると、横幅と縦幅が同時に拡大縮小することができる。(B)。テキストボックスの枠線にポイントしてポインターが「十字の矢印」に変わったらドラッグするとテキストボックスを移動することができる(C)。
                  topへ

文字のフォントやサイズを変更する

 説明文のテキストは、フォント(字体)を変更できる。また、文字の大きさを変更できる。「テキストボックス」に何も入力していないときに、フォントやサイズを変更しておくと、入力したとき自動的に設定したフォントやサイズに変わる。
 テキストボックスに入力した後に、フォントやサイズを変更する場合は、先に入力した文字を範囲選択しておくことが必要です。
図10.「テキスト ツールのテキスト」タブをクリックする(@)。「テキスト ボックス」に何も入力されていないことを確認する(A)。フォント枠の右側にある「▼」をクリックして(B)、「フォント(字体)」を選択する。ここでは、「MSPゴシック」を選択した(C)。
図11.「テキスト ツールのテキスト」タブが選択されていることを確認する(@)。「テキスト ボックス」に何も入力されていないことを確認する(A)。フォントサイズの枠の右側にある「▼」をクリックして(B)、「フォントサイズ」を選択する。ここでは「28」を選択した(C)。
図12.テキスト ボックスに文字を入力すると、自動的に設定したフォントとフォントサイズで表示される(@)。テキスト ボックスを拡大縮小・および移動して、入力した文字が表示できるようにする(A図9参照)。

 すでにテキストボックスに文字を入力した後、フォントやフォントサイズを変更する場合は、先に入力した文字を「範囲選択」した後に、フォントの選択や(図10)、フォントサイズの選択を行う(図11)。
図13.先にテキストボックスに入力した文字を「範囲選択」する。「差分適用フォルダ入力」画面で「参照」をクリックする(@)。そして、図10や図11の操作をする。
             topへ

文字の入力の終わり方

 文字の入力の終わり方は、テキストボックス以外をクリックするとテキストボックスの枠が消えて、文字の入力および加工が終了する。元の画像と入力した文字が一体化されて、修正できなくなる。入力した文字が気に入らなければ、直後に左上の「元に戻す」ボタンを押して、全体を削除してから入力をし直す。
図14.「テキストボックス」以外をクリックすると、文字の入力作業は、終了する(@)。
図15.元の画像に入力した文字が一体化され、修正できなくなる。入力した文字が気に入らなければ、直後に左上の「元に戻す」ボタンを押して、全体を削除してから入力をし直す。(A)。
               topへ

文字の色と背景色を別々に指定する

 画像の上に直接、説明文を挿入すると、説明文が見ずらい場合がある。このときは、文字の色と背景色を別々に指定する。
図16.現在、テキストボックスに入力した文字の色は(@)、「色1」が「黒」になっているので、文字色は黒である(A)。背景色は「背景」が「透明」になっているので、背景色は「透明」である(@)。文字色が「黒」なので見づらいと思われる。これを文字色を「白」、背景を「黒」にする。
図17.背景の「不透明」を選択する(C)。「色1」を選択して(D)、「白色」を選択する(E)。これで文字色は「白」になる。
図18.続いて、「色2」を選択して「黒色」を選択する(FG)。これで背景色は「黒」になる。
図19.確認のため、「テキストボックス」の中をクリックする(H)。文字色は「白」で、背景色は「黒」になっている。これでOKならば、文字入力を終了する(図14,図15を参照)。
             このページのTop へ
        写真を切り抜きして合成する へ

このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2014.11 P108-111)                  

inserted by FC2 system