PDFをワードやエクセルで編集する
PDFでもらった資料を手直ししたり、それを基に新しい資料を作ったりしたいときがある。PDFを直接編集するソフトを持っていればよいが、たいていはPDFからテキストや画像をコピーして貼り付けながら編集している。この方法では手間がかかるうえ、レイアウトなどの体裁を再現するのも大変です。
こうした手間を軽減してくれるのが、「Renee PDF Aide(レーニーPDFエイド)」です。 このソフトは、PDFを「ワード」や「エクセル」「パワーポイント」の形式ファイルに変換してくれる。 また、「HTML」や「画像」にも変換できるので、「資料をウェブサイトに掲載したい」、「画像として再利用したい」、といったきにも役に立ちます。すべてが満足できるようには変換できないが、従来の手間から考えるとはるかに有効なソフトです。
Renee PDF Aideのインストール
●配布先
ソフト名 | Renee PDF Aideのインストール | ||
配布先 | hhttp://www.reneelab.jp/pdf-converter | ||
作者 | Rene.E Laboratory | OS | 8/7/Vista |
●ダウンロード&インストール
図1. 上記配布先のURLをクリックして、表示されたページの「Windows版をダウンロード」をクリックする(@)。 |
図2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックする(A)。「セットアップに使用する言語の選択」画面で、「日本語」を確認して(B)、「OK」をクリックする(C)。 |
図3. 「インストール」をクリックする(D)。 |
図4. 「インストール先の指定」や「デスクトップ上にアイコンを作る」などを選択して(EF)、「インストール」をクリックする(G)。 |
図5. インストールが完了すると、下記画面がでる(H)。デスクトップにアイコンが表示される(I)。[Renee PDF Aideを実行する]をクリックするとソフトが実行される。(J)。 |
Renee PDF Aideの操作
Renee PDF Aideを起動すると、図6の画面がでるので、次の操作を行う。
- 最初に、出力設定を行う。
変換したファイルを保存する場所を設定する。ここでは、「PDF保存」フォルダにした。 一度設定すれば、次回からは操作しなくてもいい(図6の@)。 - 次に、変換したいPDFファイルを選択する。
「ファイル追加」ボタンから選択するか、図6のB画面に直接ドラッグ&ドロップしてもいい(図6のAB) 。ここで、複数のファイルを選択できる。 - 何のファイル形式に変換するかを選択する(図6のC)。2項で、複数のファイルを選択した場合は、一度に変換してくれる。
- 最後に「変換」をクリックする(図6のD)。
- 2項で、追加したファイルを削除する場合は、削除したいファイルを右クリックして、 表示されるメニュの「クリア」または「全クリア」をクリックする(図7)。
図6. 出力設定をする(@)。変換元PDFファイルを選択する(AB)。変換形式を選択する(C)。「変換」をクリックする(D)。 |
図7. 追加したファイルを削除する場合は、削除したいファイルを右クリックして、表示されるメニューの「クリア」または「全クリア」をクリックする(EF)。 |
ワードに変換する
画像が挿入されているPDFをワードに変換する。フォントやサイズが若干違いますが、文字の位置や画像は、元のPDFに近いレイアウトになっています。これで文書を編集できる。図8. 「ファイル追加」で変換元ファイルを選択すると(@)、画面に追加したファイルが表示される(A)。[Word]を選択して(B)、「変換を」をクリックする(C)。「注意!」画面が出るので「OK」をクリックする(D)。これで、変換は完了です。 |
図9. 下図は、PDFファイルの内容です。 |
図10. 下図は、ワードに変換した内容です。フォントやサイズが若干違いますが、文字の位置や画像は、元のPDFに近いレイアウトになっています。これで文書を編集できる。 |
このページは、下記の書庫を参照しました。
日経PC21 発行 日経BP社 (2015.3 P128-129)
日経PC21 発行 日経BP社 (2015.3 P128-129)