パソコン三昧 やさしい講座 〜第120回 ワードでキメる!A4一枚文書〜

ワードでキメる!A4一枚文書

 私は、「日経PC21」パソコン雑誌を愛読しています。 2014年5月号に「ワードでキメる!A4一枚文書」の記事がありました。 「2ページ目にあふれた文章をA4一枚に収める」というやり方です。 「ルーラー」を使って「余白の調整」や ルーラーの中の「左インデント」や「右インデント」または、 ルーラーの一番左にある□(四角)の中の「タブ」を 使って、文章の折り返し・並びの調整、簡単な表の作成。 また、「段組み」を使って、文章を2段にする。など。 普段あまり使わない機能で、A4一枚に収めることに興味を持ちました。 この手順を忘れないために記録します。
●「2ページ目にあふれた文書」は、「over page.docx」をダウンロードしてください。
●「1ページに完成した文書」は、「cleate page.docx」をダウンロードしてください。
●「ipadの写真」は「ipad.jpg」をダウンロードしてください。
 記述した手順は、Word2007, Word2010, Word2013 のいずれでも使用できると思います。 お時間のある方は、トライしてみてください。

文書の見栄えを良くする

 2ページ目にあふれた文章を1ページに収めた後、「写真の挿入」や「インデントで文章の体裁を整える」、「印刷時などをヘッダーに入れる」を学びます。
また、「文字列の折り返し」や「表」の作成など、下記の方法を使用します。
  1. 「文字列の折り返し」は従来、「四角」や「外周」などを使って、文字列の折り返しを使っていましたが、 ここでは、「インデント」を使って写真の手前で文章を折り返しをします。
  2. 「表」の作成は、挿入の「表」を使わず、「タブ文字」を使ってシンプルな表を作成します。
  3. 文末のURLなどの手前にある説明文が横長でバランスが悪い。こんなときは「左インデント」を変えて文書 全体を右に寄せてるとよろしいです。
図1. 下図は出来上がりの文書です。
                topへ

タブ文字でシンプルな表を作る

 定期購買料金の月数と料金の部分を「挿入」タブの「表」で作るほど大きくないので、 タブ文字を使ってシンプルな表を作ります。
図2. タブ文字を表示させるために「ホーム」タブの「段落」グループの「編集記号の表示/非表示」をクリックする(@A)。「セクション区切り(現在の位置から新しいセクション)」が表示される(B)。

●ここからタブ文字を表示させる

図3. まず、「1カ月」の前にカーソルを置いて、「Tab」キーを押す(@)。すると「オートコレクションのオプション」アイコンが表示されるので(A)、「▼」ボタンをクリックして(B)、「タブに戻す」を選択すると(C)、「タブ文字」が表示される(D)。続いて、「3カ月」の前にカーソルを置いて「Tab」キーを押すと(E)、「3カ月」の前に「タブ文字」が表示される(F)。
図4. 「1カ月」〜「7400円」まで、「タブ文字」を表示させる(G)。

●水平ルーラーにタブマーカーを挿入する

 「1カ月」から「7400円」の配置を微調整するために「水平ルーラー」に「タブマーカー」 を挿入します。
図5. 「タブ文字」を挿入した2行を範囲選択して(@)、水平ルーラーの左側にある「L」アイコンを2回ダブルクリックして(A)、「右揃えタブ」に変更するタブ(B)。
図6. 水平ルーラーの4つの位置に「タブマーカー」を挿入するが、「コツ」がいる(C)。ルーラーの白い部分ではなく、グレー色の部分をクリックすると(D)、「右揃えタブ」が表示される(E)。
図7. 「右揃えタブ」を挿入すると「1カ月」から「7400円の文字位置」は若干移動する(F)。「右揃えタブ」を移動することで「文字位置」を調整する(G)。

●罫線を引く

 罫線を引いて、表のように見せましょう。
図8. 「ホーム」タブの「段落」グループにある「罫線」の「▼」をクリックして(@A)、「下罫線」と「上罫線」をクリックする使って(B)。簡単な表の出来上がりです(C)。
                topへ

最後の文章を調整する

 最後の文章のところです。文末のURLなどの前にある説明文が横長でバランスが悪いです。こんな時は、左インデントを変えて右に寄せるといいです。さらに「詳細はウェブやPDFで」といった見出しを「1行目のインデント」で左側に飛び出せると格好良く仕上がります。
図9. インテンドで調整したい文章のどこかにカーソルを置く。ここでは、先頭に置いた(@)。次に水平ルーラーの左側にある「左インデントの一番下の四角マーク」を(A)、調整したい位置までドラッグする(B)。
図10. 図9.の操作で、目的の位置にインデントされました(C)。しかし、「見出しの部分」少し左側に表示したいので、「1行目のインデントの一番上の▽マーク」を左側にドラッグする(DE)。見栄えが良くなりました(F)。
図11. 完成しました。
                topへ
 このページは下記の図書を参照しました。
  日経PC21 発行 日経BP社(2014年5月号P84-P95)
inserted by FC2 system