パソコン三昧 やさしい講座 〜第18回 MOV型動画ファイルからSW型フラッシュムービーを作成する手順〜

MOV型動画ファイルからSW型フラッシュムービーを作成する手順

 最近は、動画編集ソフト 「AviUtl」を使って簡単に、MOV形式を読み込み、編集してFLV形式に出力ができる。また、「Free Video to Flash Converter」ソフトで、SWF形式に変換できる。こちらのページをご覧ください。 
 このページ(MOV型動画ファイルからSW型フラッシュムービーを作成する手順)は、苦労して作りましたので、労作として残しておきます。(管理人)
 今回、「つちもち学級のトップページ」のフラッシュを何にするか考えていた。 たまたま屋外に設置した水槽が澄んで見えるようになったので、水槽の中の様子を題材に取り上げた。 私のデジタルカメラは、OLYMPUSのC-40Z00Mで、動画形式は、MOV型動画ファイルです。 このMOV型動画ファイルからSWF型フラッシュムービーを作ってみた。 たまたまうまく出来上がったので、MOV型動画ファイルからSWF型フラシュムービーを作る手順を記述します。

1.デジタルカメラで撮影する

 三脚を使用して、動画モードで水槽の中を撮影する。OLYMPUSのC-40Z00Mの場合は、MOV型動画ファイルができる。

2.AVI型動画ファイルにして編集する

 MOV型動画ファイルを「QTConvert」ソフトで、AVI型動画ファイルに変換して、且ついらない箇所などを取り除く。
 ここで、このまま変換したファイルを次の3項で、FLV型ファイルに変換しても画像の品質がよくない場合が発生する。 そこで、「QTConvert」で変換したAVI型動画ファイルを「MPG2AVI」ソフトでもう一度AVI型動画ファイルに変換する。このファイルを3項で使うと画像の品質は保てる。

3.FLV型動画ファイルに変換する

 変換および編集したAVI型動画ファイルを「Riva FLV Encoder」ソフトで、 FLV型フラシュファイルに変換する。
 デジカメで撮影したMOV型ファイルを編集しないで、そのまま使用する場合は、 「Riva FLV Encoder」ソフトの入力として使用できる。(直接、FLV型ファイルに変換できる。)

4.JPEG型画像ファイルに変換する

 変換したFLV型フラッシュファイルを「Riva FLV Encoder」 ソフトで、JPEG型画像ファイルに変換する。今回は、640×480 Poxels の大きさに変換した。
動画の編集が必要ない場合は、MOV型ファイルを直接「Rriva FLV Encoder」で、 JPEG型画像ファイルに変換できる。

                 topへ

5.SWF型フラッシュファイルを作成する

 変換したJPEG型画像ファイルを「ParaFla」ソフトで、SWF型フラシュムービーを作成する。
変換したJPEG型画像ファイルをすべて適用すると、容量の大きなSWF型ファイルができる。 そこで、ある程度の容量にするため、あまり変化の少ない画像は取り除いて、作成する。 「ParaFla」ソフトでは、 作成中のフラッシュをすぐにプレビューすることができ、 且つファイルの容量を知ることができるので、 便利である。容量を調節するために 、画像ファイルを間引きすると、こんどはフラッシュの動きが速くなるので、 フレームの数で調整すると、うまく出来上がります。

5.1 ParaFla を起動すると下記の画面がでる
@
部分はプレビューで、作業中の画像が表示される。
A部分はアイテムリストで、フラッシュの材料となる画像、音声やテキストを登録する。アイテムとは、素材ファイルのことを指す。画像やテキスト、音楽などが該当し、アイテムリストにドラッグ&ドロップすることで追加できる。
B部分はイベントリストで、実際にアイテムを編集して作業する。イベントとは「画像Aを表示する」「音楽Pを鳴らす」といったフラッシュムービーの具体的な内容のこと。イベントリストに並んだイベントが上から順に実行される。
  

5.2 最初にフラッシュムービーの大きさをセットする
 作業開始前に、フラッシュムービーの大きさをセットします。今回のJEPG画像ファイルの大きさは640×480PPXですので、幅640、高さ480にセットします。
(1)「ファイル」→「プロジェクトのプロパティ」とクリックする。
  

(2)「プロジェクトのプロパティ」画面が表示されるので、基本設置の幅と高さを640、480に設定して[OK]をクリックする
  

5.3 アイテムをアイテムリストに登録する
(1)登録したい画像ファイルをドラッグする。
  

(2)アイテムリストにドロップする。
  

5.4 イベントリストに追加する
 イベントリストに追加する際、気おつけることは、フラッシュムービーはイベントリストの上から順に実行されることです。ですから、アイテムリストに登録されているアイテム(画像ファイル)の流れの順にイベントリストに追加することです。
(1)ここでは、P101005812〜P101005818から追加していきます。マウスでP101005812をクリックしたままP101005818までポインターを移動させ   P101005818のところでクリックを放します。次に選択した箇所で右クリックして「イベントに追加」をクリックします。
   

(2)イベントリストに追加されました。
  

(3)同様にP101005819〜P1010058274までをイベントリストに追加します。
  

(4)イベントリストに追加される。
  

5.5 プレビューを実行する
(1)「プレビュー」→「プレビューウインドウ」とクリックする。
  

(2)イベント処理中
  

(3)プレビューが始まる。
  

(4)フラッシュムービーの容量を確認する。3649KBで、大きすぎる。
  

5.6 イベントリストを編集する
(1)一つ置きにイベントを削除する。
 「Ctrl」キーを押しながらイベントリストにあるイベントをクリックする。最後に右クリックして「削除」をクリックする。
  

(2)プレビューして、容量を確認する。2026KB、まだ大きい。
  

(3)今度は、二つ置きにイベントを削除し、容量を確認する。888KB、これで大丈夫。但し、プレビューを見ると動きが速すぎる。
  

5.7 フレーム数を増やす
(1)イベントリストに最初のイベントをダブルクリックする。「イベントのプロパティ」が表示される。
  

(2)フレームカウントの「1」を「6」に変更して、「適用」をクリックする。
  

(3)イベントリストの最初のイベントのカウント部が6に変更されている。
  

(4)すべてのイベントに対して同様にカウント数を変更する。すべてのイベントのカウント部が「6」になったことを確認する。
  

(5)「プレビュー」で動作を確認をする。これなら大丈夫。
  

(6)容量を確認する。890BK、問題なし。
  

5.8 SWFファイルを作成する
(1)「ファイル」→「SWFファイル生成」とクリックする。
  

(2)「保存する場所」、「ファイル名」を指定して「保存」をクリックする。
  

5.9 アイテムリストやイベントリストを保存する
(1)「ファイル」→「名前を付けて保存」とクリックする。
  

(2)「保存する場所」、「ファイル名」を指定して「保存」をクリックする。
  

5.10 SWFを更新するとき
(1)「ファイル」→「プロジェクトを開く」とクリックする。 
  

(2)「tanago.pfl」をクリックして「開く」をクリックする。
  

(3)過去のデータが読み出される。更新作業に取り掛かれる。
  

5.11 出来上がりをご覧ください             
           タナゴ
                 topへ

6.音を組み込む場合

6.1 デジカメで、「ムービ録音」機能「オン」にして撮影する
6.2 SWF型フラッシュムービーを作成する
(1)手順は、前項の2項〜5項まで同じである。
6.3 音付きSWF型フラッシュムービーにするには
(1)前項の3項で FLV 型動画ファイルを作ったときに、「FLV Extract」ソフトで、FLVファイルから映像と音声を抜き出しておく。
(2)(1)で、抜き出した音声ファイルを「アイテムリスト」に追加する。
   
(3)(2)で、「アイテムリスト」に追加した音声ファイルを「イベントリスト」の一番上に追加する。
   
(4)SWFファイルの作成や、各リストの保存、更新の手順は、前項の5.8〜5.10項を参照してください。
6.4 出来上がりをご覧ください

           江戸風鈴
                 topへ

7. その他のソフト

 編集されたAVI型動画ファイルから、即SWF型フラッシュムービーを作成するソフトに「MotionSWF」がありますが、私がトライしたら、音が引き継がれないようです。音声が必要ない場合は、このソフトを使用すると、簡単にできます。
 音声に関しては、音声(MP3)付きのSWF出力を行うことも可能。とソフト説明にありました。

         このページのトップへ

inserted by FC2 system