Outlook 2010 に乗り換える
Windows Liveメールのサポートが2017年1月に終了した。注意したいのは今後、セキュリティ更新ファイルが新たに提供されないこと。パソコンへの不正アクセスを可能な限り防ぎたいなら、別のメールソフトに乗り換える必要がある。ここでは、オフィスソフトに付属する「Outlook
2010」に乗り換える手順を記述する。
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メールソフトを乗り換える手順
Windows LiveメールからOutlook 2010に乗り換える作業は、図1.のような流れになる。図1. LiveメールからOutlookに移行するときの手順 |
Outlookが入っているか確認する
パソコンにOutlookがインストールされているかを確認する。なければ、他のメールソフトで移行を考える。図2. タスクバーの検索欄に「Outlook」と入力する(①)。インストールされていれば検索結果に表示される(②)。 |
配信方式がPOPかを確認する
Liveメールを開いて、受信サーバーの種類が[POP]かを確認する。[IMAP]の場合は、ここで記述している手順はできません。図3. [アカウント]タブの[プロパティ]をクリックする(①②)。[プロパティ]画面で[サーバー]タブをクリックして(③)、受信サーバーの種類が[POP3]になっていればOK(④)。 |
アカウント情報をメモする
Liveメールのアカウント情報をメモする。メモが面倒なら画像としてワードに取り込む。図4. Word 2013,2016の場合は、[アカウント]画面を開いた状態で[4つのタブ]を選択する (①)。ワードを開いて、[挿入]タブの[スクリーンショット]をクリックして (②③)、画像を選択する (④)。選択した[アカウント]画面をワードに取り込むことができる。[アカウント]画面の[4つのタブ]の情報をすべて、ワードに取り込む。 Windows 7のWord 2010の場合は、[アカウント]画面を開いて、[Alt]+[PrintScreen(SrtScr)]キーで画面をコピーした後、ワードを開いて貼り付ける。 |
パスワードをフリーソフトで見る
パスワードを忘れた場合は、フリーソフトでパスワードを見ることができる。ソフト名 | PasswordEye | ファイル | PasswordEye.zip |
提供 | Tatsuya Bunei氏 | 対応OS | 10/8.1/7 |
入手先 | http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se314652.html |
図5. 入手先から、圧縮ファイルをダウンロードして展開し、中になる実行ファイルをダブルクリックして実行する(①)。[PasswordEye] の画面で[ファインダー」ボタンを[パスワード]欄にドラッグする(②)。周囲がハイライトしたところでマウスボタンから指を離すと、[PasswordEye]の[テキスト]欄にパスワードの文字列が表示される(③)。[コピー] ボタンをクリックして(④)、ワードに貼り付けよう(⑤) |
サーバーの設定を確認する
メールサーバー上に過去のメールが何日分残っているか、サーバーの設定を確認する。図6. 図4.の操作で、[アカウントのプロパティ]画面で[詳細設定]タブをクリックして(①)、[配信]欄が[サーバーにメッセージのコピーを置く]だけにチェックがある場合は、原則すべての受信メールはサーバー上に残っている。但、サーバーの容量が一杯になり、削除して空きを作った場合は異なる(②)。 この場合は、Liveメールから受信メールの移動は不要と思う。 |
図7.[配信]欄が[サーバーにメッセージのコピーを置く]と[サーバーから削除する]がオンで(③④)、日数ここでは[5日後]が指定されていると(⑤)、受信してからその日数を過ぎたメールはサーバー上から削除される。 この場合は、Liveメールから受信メールの移動が必要です。 |
Liveメールは受信しないように設定する
Liveメールを起動しても自動的に受信しないように設定を変える。図8. [ファイル]タブの[オプション]の[メール]をクリックする(①~③)。 |
図9. [全般]タブの「メッセージの送受信」欄の[起動時にメッセージの送受信を実行する]と「新着メッセージをチェックする]の両方のチェックを外すして(④⑤)、[OK]をクリックして(⑥)。 |
Outlookをセットアップする
Outlookを起動して、セットアップ画面でアカウント情報を登録していく。図10. 「Microsoft Outlook 2010」をクリックする(①)。[はい]にチェックを入れて(②)、[次へ]をクリックする(③)。 |
図11. [自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)]にチェックを入れて(④)、[次へ]をクリックする(⑤)。 |
図12. [インターネット電子メール]にチェックを入れて(⑥)、[次へ]をクリックする(⑦)。 |
図13. [インターネット電子メール設定]画面で、[ユーザ―情報]欄と[サーバーの情報]欄にメモしたアカウント情報(スクリーンショットを保存したワード文書)を参考に、該当項目を入力していく(⑧)。入力が終わったら[詳細設定]をクリックする(⑨)。[詳細設定]画面で[送信サーバー]タブの[送信サーバー(SMTP)は認証が必要]にチェックを入れて、[アカウント名とパスワード]を入力する(⑩~⑪)。必要に応じて、[全般]タブ、[接続]タブ、[詳細設定]タブも入力する(⑫)。全ての入力が終わったら[OK]をクリックする。(⑬)。[次へ]をクリックすると(⑭)、アカウントのテストが始まる。[完了]を確認して(⑮)、[閉じる]をクリックする(⑯)。 |
図14. Outlook のセットアップが完了しました[完了]をクリックする(⑰)。お疲れ様でした。 |
図15. 登録作業がすべて完了すると、Outlookのメイン画面が表示される。サーヴァー上に残っていたメールが自動的に受信され[受信トレイ]に入る(⑱⑲)。 |
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このページは、下記図書を参照しました。
日経PC21 発行 日経BP社(2017年4月号P70-P83)
日経PC21 発行 日経BP社(2017年4月号P70-P83)