パソコン三昧 やさしい講座 〜第25回 USBメモリの使い勝手を良くする〜

USBメモリの使い勝手を良くする

 このページは、次の項目を記載しています。
  1. USBメモリーのアイコンをデスクトップに表示させる  "Desktop Media" アプリを使用
  2. 4ギガ超のファイルを保存できるように設定する
  3. USBメモリーの取り外しを簡単にする
      "Unhotplug" アプリを使用
  4. 取り外したUSBメモリーをもう一度使えるようにする  "Easter" アプリを使用
  5. 「PStart」ランチャー ソフトを導入する
     "PStart" アプリを使用

USBメモリのアイコンをデスクトップに表示させる

 通常。USBメモリ内のファイルを開くには、スタートメニューの「コンピュータ」からUSBメモリのドライブを開く必要がある。毎回この手順を踏むのはかなり煩わしい。
 そこで、USBメモリをパソコンに挿入したら、自動でデスクトップにUSBメモリのアイコンが現れる設定しにしておく。これには「デスクトップメディア」というフリーソフトを使う。
 自動再生機能を無効したパソコンには、特にオススメです。接続されたリムーバブルドライブへのショートカットがデスクトップに作成され、取り外すと自動的に削除される。また、CD/DVDドライブのように、メディアがセットされていない状態でもコンピュータに表示されるドライブの場合、メディアがセットされたドライブのみがショットカットが作成される。なかなか便利なソフトです。

デスクトップメディアのインストール

 ウェブサイトからZIP形式ファイルを入手し、解凍して出てきた実効形式ファイルを実行して、自分のパソコンにインストールする。

●「Desktop Media」の配布先

ソフト名 Desktop Media
配布先 http://www.ianandmonica.com/
desktopmedia/
作者 lan Perez

●「Desktop Media」のダウンロード&インストール

1.上記配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「Download Desktop Media 1.7」をクリックして、「zip形式」のファイルをダウンロードする。
2.右側がダウンロードした「zip形式」のファイル。これを解凍すると、左側の「exe形式」のファイルが生成される。
3.この「exe形式」ファイルをダブルクリックして、パソコンにインストールする。
5.インストールが完了すると、タスクトレイの「△(隠れているインジケータを表示します)」をクリックすると「Desktop Media」が常駐(左の画面でアイコンが表示されている)している。
6.USBメモリを接続すると、デスクトップにアイコンが表示される。(右の画面)
(注) ここで、表示されるドライブ名は、ドライブを右クリックして「プロパティ」画面で、ドライブ名を入力した文字が表示される。オートランで付けたドライブ名は表示されないので注意のこと。
7.CD/DVDドライブ にメディアをセットすると、アイコンがデスクトップに表示されます。
 「SBメモリのアイコンをデスクトップに表示させる」の記載はこれで終わりです。
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4GB以上のファイルをコピーできるようにする

 最近のUSBメモリの容量は16G〜32GBは当たり前。巨大な動画ファイルを保存するケースも増えている。 しかし、初期設定のままでは、4GB以上のファイルは保存できない。 原因は「ファイルシステム」にある。ファイルシステムとはファイルをどう保存・管理するかを決めた仕組みのこと。 一般的にUSBメモリは「FTA32」という形式になっており、1ファイル当たりの保存可能容量が4GB未満に制限されている。
 そこで「exFAT」という新しいファイルシステムでフォーマットし直す。exFATにすれば、1ファイル当たりの容量の上限が最大16エクサ(160億ギガ)バイト、実質青天井になる。
 exFATにするメリットはもう1つある。ファイルの転送速度が速くなる。大容量のファイルを扱うなら変更しよう。
1.USBメモリを右クリックして、ショットカットメニューの「フォーマット」をクリックする。
2.下記画面で、ファイルシステムの「▼」をクリックして、「exFAT」を選択し、「開始」をクリックする。
3.フォーマットが完了したら下記画面が表示されるので「OK」をクリックする。
 これで、4GB以上のファイルが保存できる。 
 
 「4GB以上のファイルをコピーできるようにする」の記載はこれで終わりです。
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USBメモリの取り外しを簡単にする

 USBメモリを取り外しは、タスクトレイにある「△(隠れているインジケータを表示します)」をクリックして、表示されたアイコンの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」をクリックして、開くメニューから取り外す「USBメモリ」をクリックする必要がある。この事前の作業は意外に面倒です。
 そんな手間を省略できるフリーソフトが「アンホトプラグ」です。あらかじめ設定したショートカットキーを押すだけで、瞬時に取り外しが完了する。

アンホトプラグのインストール

 ウェブサイトからZIP形式ファイルを入手し、解凍して出てきたMIS形式フィルをダブルクリックして、自分のパソコンにインストールする。

●アンホトプラグの配布先

ソフト名 Unhotplug
配布先 http://www.vector.co.jp/soft/dl/
winnt/hardware/se374357.html
作者 cona

●「Unhotplug」のダウンロード&インストール

1.上記配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックして、「zip形式」のファイルをダウンロードする。
2.左側画面がダウンロードした「zip形式」ファイル。このファイルを解凍すると、右側画面の「msi形式」のファイルが生成される。
3.この「msi形式」ファイルをダブルクリックして、パソコンにインストールする。
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ショートカットキーを登録する

1.インストールが終わると、自動的にタスクトレイ(「△」をクリックする)にアイコンが表示されると思ったが、そうでもないようでしたら、左側画面のように「すべてのプログラム」から「Unhotplug」を実行する。
2.「Unhotplug」を実行すると、右側画面のように「△」をクリックすると、タスクトレイに「Unhotplug」アイコンが表示される。
3.「Unhotplug」アイコンを右クリックして、ショートカットメニューの「ホットキー設定」をクリックする。
4.「Unhotplug」画面で、「ホットキー設定」タブをクリックして、取り外したいUSBメモリを選択して、「設定」をクリックする。
5.「ホットキー設定」画面でキーを押してショートカットキーを登録し、「OK」をクリックする。
ここでは、「Ctrl」キーと「Q」キーを登録した。
6.「Unhotplug」画面に戻り、「USBメモリ」のデバイスのホットキーのところに、「Ctrl+Q」が表示される。
7.確認して、「OK」をクリックする。
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ショートカットキー(Ctrl+Q)を操作する

 実際に(Ctrl+Q)キーを操作した。下記画面が表示され、しばらくすると、このメッセージも消えて、 デスクトップに表示されていたUSBメモリのアイコンも消えた。
 以降は、この2つのキーを押すだけで、USBメモリの取り外し処理が完了する。なかなか便利です。
 「USBメモリの取り外しを簡単にする」の記載は、これで終わりです。
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取り外したUSBメモリをもう一度使えるようにする

 USBメモリを取り外し処理した後で、ファイルのコピーし忘れていたことに気付くことがよくある。こんなときは、USBメモリを引き抜いてから挿し直すことになる。これも意外と面倒です。
 だが、フリーソフト「イースター」をインストールしておけば、USBメモリの抜き差しは一切不要。実行ファイルをダブルクリックするだけで、一度取り外したUSBメモリが再度認識される。

イースターのインストール

 ウェブサイトからZIP形式ファイルを入手し、解凍して出てきた2つのフィルを自分のパソコンのデスクトップにコピーする。

●イースターの配布先

ソフト名 Easter
配布先 http://www.vector.co.jp/soft/dl/
winnt/ hardware/se486814.html
作者 Kotathu7

●「Easter」のダウンロード

1.上記配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックして、「zip形式」のファイルをダウンロードする。
2.左側画面が「zip形式」のファイル。このファイルを解凍すると、右側画面の3つのフィルが生成される。
3.このうちの「easter.exe」と「KotDeviceRevi...」の2つのファイルをデスクトップにコピーする。
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「Easter」を実行する

 実際にデスクトップにある「easter.exe」をダブルクリックした。下記画面が表示され、しばらくすると、USBメモリのアイコンがデスクトップに表示された。
 いちいちUSBメモリを抜き差ししないでいいので、便利です。
 「取り外したUSBメモリをもう一度使えるようにする」の記載はこれで終わりです。
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「PStart」ランチャー ソフトを導入する

 USBメモリにインストールしたソフトを手早く起動する方法を紹介する。USBメモリに沢山なソフト保存しても、いちいちUSBメモリのフォルダをたどってソフトを起動するのは面倒です。そんなときはランチャーが役に立つ。ランチャーに良く使うソフトを登録しておけば、ランチャーからソフトを一発で起動できる。オススメは「Pスタート」という無料のランチャーソフト。英語のソフトだが、画面がシンプルなので迷わず使える。USBメモリにインストールしたら、あとは、USBメモリ内のソフトをドラッグして登録するだけでいい。USBメモリを挿してPスタートを起動すれば、登録したソフトをメイン画面やタスクトレイから起動できる。

ピースタートのインストール

 ウェブサイトから実行形式ファイルを入手し、USBメモリ内にインストールする。

●ピースタートの配布先

ソフト名 PStart
配布先 http://www.pegtop.net/
download.php?file=start
作者 PEGTOP Software

●「PStart」のダウンロード&インストール

1.上記配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「PstartSetup211.exe」をクリックして、「exe形式」のファイルをダウンロードする。
2.左側画面がダウンロードした「exe形式」ファイル。このファイルをダブルクリックすると、右側画面が表示されるので、「Next」をクリックする。
3.下記画面で、「Portable setup」を選択する。
4.Portable drive で「USBメモリ」を選択する。
5.「Next」をクリックする。
6.USBメモリに「PStart」がインストールされた。 
 
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ランチャーソフトに実行ファイルを登録する

 ランチャーソフトでUSB内のソフトを手早く起動するためには、実行ファイルをランチャーに登録しなければならない。 ここでは、「Google Chrome Portable」を登録する。USBメモリには、下記画面のように「PStart.exe」ファイルと「Net&Cloud」フォルダが保存されている。

「Net&Cloud」フォルダの中には、「Google Chrome Portable」フォルダがあって、その中には、3つのフォルダと2つのファイルが保存されている。
1.USBメモリにある「PSart.exe」をダブルクリックすると(左側画面)、「PStart」画面が表示される(右側画面)。
2.「Google Chrome Portable」フォルダの中の「GoogleChromePortable.exe」ファイルを「PStart」のメイン画面にドラッグしてコピーをする。
これで完了です。
3.「PStart」を起動すると、タスクトレイに常駐するようになる。「△」ボタンをクリックすると、「PStart」のアイコンが表示される。
4.「PStart」のアイコンをクリックすると、「Google Chrome Portable」が表示される。これをクリックすると「Google Chrome Portable」が起動する。
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このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2012.9 P14-27)
 パソコン雑誌「PCJapan」 発行 ソフトバンククリエイティブ株式会社
                     (2009.12 P47-P55, 2010.03 P18-P23)
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