USBメモリの使い勝手を良くする
USBメモリ内のソフトを自動起動させる
パソコンにUSBメモリを挿したら、中に入っているランチャーソフトやよく使うソフトを、自動的に起動できるようにしたい。
それを実現できるのが「エグゼUSB」です。このソフトをパソコンにインストールしておけば、そのパソコンにUSBメモリを挿すと同時に、あらかじめ指定したソフトを自動的に起動できる。
複数のソフトを起動したり、特定のファイルを開いたりすることも可能です。さらに、USBメモリから自動起動したソフトをすべて終了すると(注1)、USBメモリの取り外し処理まで自動でしてくれる(注2)。
(注1)ランチャーから個別に起動したソフトは対象とならないので、それらのソフトが起動しているときに自動起動したソフトを終了すると、エグゼUSBが取り外しをしようとしてエラーになる。 (注2)ソフトによっては、USBメモリの自動取り外し処理ができないこともある。
topへ
topへ
topへ
パソコンが使用可能状態になったので、USBメモリを挿し込んでみた。見事に、「PStart」と「Google Chrome Portable」が起動した。
topへ
topへ
topへ
ただ、その自由度が問題となった。2007年にオートランの自動実行機能を悪用したウイルスが登場し、あっという間に感染が広がった。
これを防ぐために、Windows 7 では最初から自動機能がつかえないようにした。ビスタもXPも更新プログラムが提供され、現在は使えなくなっている。
このページのTop へ
それを実現できるのが「エグゼUSB」です。このソフトをパソコンにインストールしておけば、そのパソコンにUSBメモリを挿すと同時に、あらかじめ指定したソフトを自動的に起動できる。
複数のソフトを起動したり、特定のファイルを開いたりすることも可能です。さらに、USBメモリから自動起動したソフトをすべて終了すると(注1)、USBメモリの取り外し処理まで自動でしてくれる(注2)。
(注1)ランチャーから個別に起動したソフトは対象とならないので、それらのソフトが起動しているときに自動起動したソフトを終了すると、エグゼUSBが取り外しをしようとしてエラーになる。 (注2)ソフトによっては、USBメモリの自動取り外し処理ができないこともある。
エクゼUSBのインストール
ウェブサイトから実行形式ファイルを入手し、自分のパソコンにインストールする。●エクゼUSBの配布先
ソフト名 | exeUSB |
配布先 | http://www.nanshiki.co.jp/software/ index.html?exeusb |
作者 | たかぴゅう |
●「exeUSB」のダウンロード&インストール
1.上記配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「Setupeu09.exe」をクリックして、「exe形式」のファイルをダウンロードする。 | |
2.左の画面がダウンロードした「exe形式」のファイル。これをダブルクリックすると、右側の「exeUSBインストーラ」画面が表示される。 3.この画面で、「D:ドライブ」があるパソコンは、「D」に替えることをお勧めします。 4.「開始」をクリックする。 |
|
5.インストールが終了すると、左画面が表示されるので、「OK」をクリックする。 6.タスクトレイ(「△」ボタンをクリックする)に「exeUSB」アイコンが常駐する。 |
|
自動起動するソフト「PStart」を登録する
「PStart」を自動起動になるように登録する。1.タスクトレイ(「△」ボタンをクリックする)の中の「exeUSB」アイコンをクリックする。 2.「exeUSB」アイコンがない場合は、右画面で、「スタートメニュー」から「すべてのプログラム」を開いて、「exeUSB」をクリックする。 |
|
3.「exeUSB」画面で、「接続中のUSBメモリ」を選択する。 4.「ファイルの追加の実行」をクリックする。 5.「ファイルの実行」画面で「実行するファイル名」で「参照」をクリックする。 |
|
6.USBメモリに保存されている「PStart.exe」ファイルを選択し、「開く」をクリックする。 | |
7.「ファイルの実行」画面に戻り、「実行するファイル名」を確認して、「OK」をクリックする。 | |
8.「exeUSBのメイン」画面に戻ると、動作する実行ファイルとして「PStart.exe」が登録されている。 9.画面右側にある「変更した動作を確定」をクリックする。 これで、「PStart.exe」が登録された。 |
|
「Google Chrome Portable」を登録する
「Google Chrome Portable」を自動起動になるように登録する。1.「exeUSB」画面で、「接続中のUSBメモリ」を選択する。 2.「ファイルの追加の実行」をクリックする。 3.「ファイルの実行」画面で「実行するファイル名」で「参照」をクリックして、USBメモリに保存されている「GoogleChromePortable.exe」ファイルを選択する。 4.「OK」をクリックする。 |
|
5.「exeUSBのメイン」画面に戻ると、動作する実行ファイルとして「GoogleChromePortable.exe」が登録されている。 6.画面右側にある「変更した動作を確定」をクリックする。 これで、「GoogleChromePortable.exe」が登録された。 7.「×(閉じる)」をクリックすると、画面が表示されるので、「はい」をクリックする。 (注)ここで、「exeUSB」を終了させると、タスクトレイからもアイコンが消える。USBメモリを取り外す操作をすると、「使用中」となる。要注意です。 |
|
USBメモリを挿し込んでみた
ここまで、操作して「exeUSB」を終了させると、タスクトレイからも「exeUSB」アイコンが消える。USBメモリを取り外す操作をすると、「使用中」となり、USBメモリを抜き取ることができないので、一度パソコンの電源をオフにして、USBを抜いて再度パソコンの電源を入れた。パソコンが使用可能状態になったので、USBメモリを挿し込んでみた。見事に、「PStart」と「Google Chrome Portable」が起動した。
USBメモリを挿し込むと、「PStart」(右画面)と「Google Chrome Portable」(左画面)が起動した。 |
ソフトを終了したら自動でUSBメモリを取り外す処理
ソフトの終了と同時にUSBメモリの取り外し処理を設定する。1.「exeUSB」画面で、「接続中のUSBメモリ」を選択する。 2.「デバイス停止を追加」をクリックする。 3.「デバイス停止」画面で「実行ファイルがすべて終了したら停止」に「チェック」を入れる。 4.「OK」をクリックする。 |
|
5.「exeUSBのメイン」画面に戻ると、動作欄の一番下に「デバイス停止」が追加される。 6.画面右側にある「変更した動作を確定」をクリックする。 これで、ソフトがすべて終了したら「USBメモリの自動取り外し」が登録された。 7.「×(閉じる)」をクリックすると、画面が表示されるので、「はい」をクリックする。 (注)ここで、「exeUSB」を終了させると、タスクトレイからもアイコンが消える。USBメモリを取り外す操作をすると、「使用中」となる。要注意です。 |
|
すべてのソフトを終了してみる
ソフトの終了と同時にUSBメモリの取り外し処理を設定が終了したので、一度パソコンの電源を入れ直して、 USBメモリを挿し込み、「PStart」と「Google Chrome Portable」の起動を確認後、「Google Chrome Portable」を終了させて、「PStart」を終了させると、自動でUSBメモリの取り外し処理が実行した。これは楽チンです。「Google Chrome Portable」を終了させて、「PStart」を終了させると(上の画面)、自動でUSBメモリの取り外し処理が実行した(下の画面)。 |
オートランでソフトの起動はできなくなった
オートランを使えば、USBメモリないのソフトを自動実行させることができた。エグゼUSBの場合は、同ソフトを導入したパソコンに限って、指定したソフトを起動できるが、オートランの場合は、オートランがUSBメモリに保存されているため、どのパソコンでも利用できた。ただ、その自由度が問題となった。2007年にオートランの自動実行機能を悪用したウイルスが登場し、あっという間に感染が広がった。
これを防ぐために、Windows 7 では最初から自動機能がつかえないようにした。ビスタもXPも更新プログラムが提供され、現在は使えなくなっている。
以前は、オートランを使ってソフトを自動起動できた。しかし、現在は Windows のセキュリティが強化され、オートランによるソフトの自動起動はできなくなった。 |
このページは、下記の書庫を参照しました。
パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2012.9 P14-27)
パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2012.9 P14-27)