やさしい講座 〜第31回 バーチャルPCの導入手順〜

バーチャルPCの導入手順

 VistaPE を作る際にイメージファイルができるが、 このイメージファイルそのままでは使用することができないので、CD-R に書き込んで、 このCD-R を使ってデバッグなどを行う。しかし、毎回CD-R を作っていては無駄である。こんなときにこのバーチャルPC を使えば、 イメージファイルをそのまま使用することができる。しかし、パソコンにメモリやディスク容量に余裕がないと使用できない。容量に余裕のある方で、 いろいろとソフトを試す場合は、このソフトをインストールすることをお薦めする。 バーチャルPCのソフトは、いろいろとあるが操作が難しい。 その中でも、私でも意外とできそうだと思ったのが、VirtualBox でした。何とかできたので、まとめてみた。

  2007年8月頃に、上記の考えでバーチャルPCの導入をまとめたが、しばらくバーチャルPCは使っていなかった。最近、イメージバックアップ・リストアをUSBメモリから起動できるように、VistaPE Live USB 作りに挑戦しようと思っている。パソコンも 新しく Windows Vista ノートパソコンを使うので、バーチャルPCをインストールした。あれからはや3年は経過しているので、操作も少し変わってきたので、このページをリニュアルした。再度、ご覧ください。

目 次

■ VirtualBoxのインストール 
■ 仮想マシンの作成 
■ 仮想マシンの設定
  ◆ ディスプレイのビデオメモリの容量を変更する
  ◆ 仮想マシンに展開するソフトを設定する
■ 仮想マシンの実行
■ マウス操作の切り替え
  ◆ ゲストOSに操作を移す場合
  ◆ 実マシンに制御を移す場合
■ 仮想マシンの終了
■ VirtualBoxの終了

■VirtualBoxのインストール

ソフト名

VirtualBox

入手先

http://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

作者

InnoTek Systembertung

(1)上表の入手先のURLをクリックすると、下記の画面が表示されるので、VirtualBox 3.2.8 for Windows hosts の「x86/amd64」をクリックする。
なお、VirtualBox 3.2.8の3.2.8の数字は、リリース番号で、ソフトを更新する度に変更になる。
(2)下記画面で、「保存」をクリックする。
(3)ダウンロードした、「VirtulBox_3.2.8-64453-0_Win_x86.exe」をダブルクリックするとインストールが始まるので、「Next」をクリックする。
(4)下記画面で、Agreementのラジオボタンをオンにして、[Next]をクリックする。
(5)インストール先は、を変更するために、[Browse]ボタンをクリックする。
(6)「c:\Program・・・」を「d:\Proguram・・・」に変えて[OK]をクリックする。
(7)下記画面、[Next]をクリックする。
(8)下記画面で[Yes]をクリックする。
(9)下記画面で[インストール]をクリックする。
(10)下記画面で[インストール]をクリックする。
(12)インストールが完了すると、下記画面が表示されるので、「Finsh]をクリックする。
デスクトップに「Oracle VM VirtualBox」のアイコンが表示される。
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■ 仮想マシンの作成

 ここでは、OSタイプがWindows Vistaで、名前を「VistaPE」として仮想マシンを作成する。

(1)デスクトップにある「Oracle VM VirtualBox」アイコンをダブルクリックして、「Oracle VM VirtualBox」を起動する。 (2)[新規]ボタンをクリックすると「新規仮想マシンの作成」画面が表示されるので「次へ」をクリックする。
(3)「名前」を入力する。ここでは、「VistaPE」とした。
(4)オペレーティングシステムlとバージョンを各々「▼」ボタンから選択をして、[次へ]をクリックする。
(5)メインメモリのサイズは推奨される512MBに設定して、[次へ]をクリックする。
(6)「新規ハードディスクの作成」の「ラジオ」ボタンを「オン」にして、「次へ」をクリックする。
(7)[次へ]をクリックする。
(8)「可変サージのストレージ」の「ラジオ」ボタンを「オン」にして、[次へ]をクリックする。
(9)ファイル名がすでに「VistaPE」と付いているが、変更も可能。また、保存場所は、「ローカルディスクC:」となっているが、変更も可能。変更しない場合は、(12)へ行く。
(10)保存場所変更する場合は、右端のボタンをクリックする。
(11)ここでは、「ローカルディスク(D:)」に保存するようにした。
(12)保存場所が「D:VistaPE」になったことを確認して、[次へ]をクリックする。
   保存場所変更していない場合は、「VistaPE」になっている。
(13)「完了」をクリックする。
(14)[完了]をクリックする。
(15)仮想マシン「VistaPE」が出来上がりました。
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■ 仮想マシンの設定

◆ ディスプレイのビデオメモリの容量を変更する

 例えば、仮想マシンを新規に作成したとき、ディスプレイのビデオメモリは、16MBに設定されている。これを24MBに変更する手順を記す。

(1)「VistaPE」を選択して、「設定」ボタンをクリックする。
(2)「Vista-設定」画面が表示されるので、画面の左にある「ディスプレイ」をクリックする。
(3)右側の「ディスプレイ」画面で、「ビデオ」タブをクリックする。
(4)「ビデオメモリ」の「ズーム」ボタンで容量を変えて、[OK]をクリックする。
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◆ 仮想マシンに展開するソフトを設定する

 仮想マシンに展開するソフトを設定する。例として、「VistaPEのISO」ファイルを指定する。

(1)「VistaPE」を選択して、[設定]ボタンをクリックする。
(2)「Vista-設定」画面が表示されるので、画面左にある「ストレージ」をクリックする。
(3)画面右に「ストレージ」画面が表示されるので、IDEコントローラの「ホストドライブ」をクリックする。
(4)そして、「属性」の「CD/DVDデバイス」の右にあるボタンをクリックする。
(5)「仮想メディアマネージャ」画面が表示されるので「追加」ボタンをクリックする。
(6)仮想マシンに展開するソフトの保存場所から「ファイル」を選択して、「開く」をクリックする。
(7)下記画面で、選択したファイルが表示されるで、その「ファイル」を選択して、「選択」ボタンをクリックする。
(8)ストレージ画面のIDEコントローラに「VistaPE-Core.iso」に変わったことを確認して[OK]をクリックする。
これで、仮想マシンに展開するソフトが設定された。後は、仮想マシンを実行するだけである。
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■ 仮想マシンの実行

 仮想マシンは、「VistaPE」のISOイメージファイルを実行した。

(1)仮想マシン「WindowPE」をクリックして、上にある「起動」ボタンをクリックする。
(2)「VistaPE-Oracle VM VirtualBox」画面と「VirtualBox - 情報」画面が出てきた。「情報」画面の[OK]をクリックする。
(3)「loding」が始まり、次々と「VirtualBox-情報」画面や「VirtualBox-警告」画面が表示されるが、[OK]をクリックして先に進めた。
(4)しばらくすると、下記画面が表示される。
(5)しばらくすると、下記画面で、「VistaPE」のLoading が始まる。
(6)VistaPEの「CubicExplorer」画面が出てきた。
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■ マウス操作の切り替え

 マウス操作制御の切り替えは、実マシンからゲストOSに移す場合は、マウスポインタを仮想マシンのウインドウの中でクリックするか、キーボードの「右Ctrl」キーを押す。 ゲストOSから実マシンに移す場合は、キーボードの「右Ctrl」キーを押す。

◆ ゲストOSに操作を移す場合

(1)仮想マシン画面をマウスクリックするか、キーボードの「右Ctrl」キーを押す。
(2)「VirtualBox-情報」画面が表示されるので、「キャプチャ」をクリックする。
(3)画面右下の「」の色が、「グリーン」に変わる。
(4)マウスポインタは、ゲストOS内で自由に操作ができる。下記画面は、「SYSTEM」の中を開いたところ。
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◆ 実マシンに制御を移す場合

(1)キーボードの「右Ctrl」キーを押す。
(2)画面右下の「」の色が、「ブラック」に変わる。
(3)マウスポインタは、実マシンに制御が移る。
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■ 仮想マシンの終了

(1)「File」メニューの「Exit」をクリックする。
(2)「VistaPE Loader & Tools」画面が表示されるので、[Reboot/Sutdown]ボタンをクリックする。
(3)「Reboot/Sutdown」画面が表示されるので、[Sutdown]ボタンをクリックする。
(4)「Oracle VM VirtualBox」画面が表示される。
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■ VirtualBoxの終了

(1)タイトルバーの右端にある「×(閉じる)」をクリックする。
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感想

 もっと前からバーチャルPC を導入しておけば、OSなどのデバグに有効だったのにと思う。いちいちCD-Rを入れ替えてパソコンを立ち上げて・・・ などが不要となる。また、動作するかどうか分からないままCD-Rを作ったりした。こんな遠回りをしなくてもよくなった。但し、メモリ容量が512MB以上は必要である。 これを早く知っていれば、もっと早く導入することができた。

  このページは、下記のサイトを参考にしました。
    Free Soft Navi
    その他フリーソフト紹介ページ


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