バーチャルPCの導入手順
VistaPE を作る際にイメージファイルができるが、 このイメージファイルそのままでは使用することができないので、CD-R に書き込んで、
このCD-R を使ってデバッグなどを行う。しかし、毎回CD-R を作っていては無駄である。こんなときにこのバーチャルPC を使えば、 イメージファイルをそのまま使用することができる。しかし、パソコンにメモリやディスク容量に余裕がないと使用できない。容量に余裕のある方で、
いろいろとソフトを試す場合は、このソフトをインストールすることをお薦めする。 バーチャルPCのソフトは、いろいろとあるが操作が難しい。 その中でも、私でも意外とできそうだと思ったのが、VirtualBox
でした。何とかできたので、まとめてみた。
2007年8月頃に、上記の考えでバーチャルPCの導入をまとめたが、しばらくバーチャルPCは使っていなかった。最近、イメージバックアップ・リストアをUSBメモリから起動できるように、VistaPE
Live USB 作りに挑戦しようと思っている。パソコンも 新しく Windows Vista ノートパソコンを使うので、バーチャルPCをインストールした。あれからはや3年は経過しているので、操作も少し変わってきたので、このページをリニュアルした。再度、ご覧ください。
目 次
■ VirtualBoxのインストール
■ 仮想マシンの作成
■ 仮想マシンの設定
◆ ディスプレイのビデオメモリの容量を変更する
◆ 仮想マシンに展開するソフトを設定する
■ 仮想マシンの実行
■ マウス操作の切り替え
◆ ゲストOSに操作を移す場合
◆ 実マシンに制御を移す場合
■ 仮想マシンの終了
■ VirtualBoxの終了
■VirtualBoxのインストール
ソフト名 |
VirtualBox |
入手先 |
|
作者 |
InnoTek Systembertung |
(1)上表の入手先のURLをクリックすると、下記の画面が表示されるので、VirtualBox 3.2.8 for Windows hosts の「x86/amd64」をクリックする。 なお、VirtualBox 3.2.8の3.2.8の数字は、リリース番号で、ソフトを更新する度に変更になる。 |
(2)下記画面で、「保存」をクリックする。 |
(3)ダウンロードした、「VirtulBox_3.2.8-64453-0_Win_x86.exe」をダブルクリックするとインストールが始まるので、「Next」をクリックする。 |
(4)下記画面で、Agreementのラジオボタンをオンにして、[Next]をクリックする。 |
(5)インストール先は、を変更するために、[Browse]ボタンをクリックする。 (6)「c:\Program・・・」を「d:\Proguram・・・」に変えて[OK]をクリックする。 |
(7)下記画面、[Next]をクリックする。 |
(8)下記画面で[Yes]をクリックする。 |
(9)下記画面で[インストール]をクリックする。 |
(10)下記画面で[インストール]をクリックする。 |
(12)インストールが完了すると、下記画面が表示されるので、「Finsh]をクリックする。 デスクトップに「Oracle VM VirtualBox」のアイコンが表示される。 |
■ 仮想マシンの作成
ここでは、OSタイプがWindows Vistaで、名前を「VistaPE」として仮想マシンを作成する。
(1)デスクトップにある「Oracle VM VirtualBox」アイコンをダブルクリックして、「Oracle VM VirtualBox」を起動する。 (2)[新規]ボタンをクリックすると「新規仮想マシンの作成」画面が表示されるので「次へ」をクリックする。 |
(3)「名前」を入力する。ここでは、「VistaPE」とした。 (4)オペレーティングシステムlとバージョンを各々「▼」ボタンから選択をして、[次へ]をクリックする。 |
(5)メインメモリのサイズは推奨される512MBに設定して、[次へ]をクリックする。 |
(6)「新規ハードディスクの作成」の「ラジオ」ボタンを「オン」にして、「次へ」をクリックする。 |
(7)[次へ]をクリックする。 |
(8)「可変サージのストレージ」の「ラジオ」ボタンを「オン」にして、[次へ]をクリックする。 |
(9)ファイル名がすでに「VistaPE」と付いているが、変更も可能。また、保存場所は、「ローカルディスクC:」となっているが、変更も可能。変更しない場合は、(12)へ行く。 (10)保存場所変更する場合は、右端のボタンをクリックする。 |
(11)ここでは、「ローカルディスク(D:)」に保存するようにした。 |
(12)保存場所が「D:VistaPE」になったことを確認して、[次へ]をクリックする。 保存場所変更していない場合は、「VistaPE」になっている。 |
(13)「完了」をクリックする。 |
(14)[完了]をクリックする。 |
(15)仮想マシン「VistaPE」が出来上がりました。 |
■ 仮想マシンの設定
◆ ディスプレイのビデオメモリの容量を変更する
例えば、仮想マシンを新規に作成したとき、ディスプレイのビデオメモリは、16MBに設定されている。これを24MBに変更する手順を記す。
(1)「VistaPE」を選択して、「設定」ボタンをクリックする。 |
(2)「Vista-設定」画面が表示されるので、画面の左にある「ディスプレイ」をクリックする。 (3)右側の「ディスプレイ」画面で、「ビデオ」タブをクリックする。 (4)「ビデオメモリ」の「ズーム」ボタンで容量を変えて、[OK]をクリックする。 |
◆ 仮想マシンに展開するソフトを設定する
仮想マシンに展開するソフトを設定する。例として、「VistaPEのISO」ファイルを指定する。
(1)「VistaPE」を選択して、[設定]ボタンをクリックする。 (2)「Vista-設定」画面が表示されるので、画面左にある「ストレージ」をクリックする。 (3)画面右に「ストレージ」画面が表示されるので、IDEコントローラの「ホストドライブ」をクリックする。 (4)そして、「属性」の「CD/DVDデバイス」の右にあるボタンをクリックする。 (5)「仮想メディアマネージャ」画面が表示されるので「追加」ボタンをクリックする。 |
(6)仮想マシンに展開するソフトの保存場所から「ファイル」を選択して、「開く」をクリックする。 |
(7)下記画面で、選択したファイルが表示されるで、その「ファイル」を選択して、「選択」ボタンをクリックする。 |
(8)ストレージ画面のIDEコントローラに「VistaPE-Core.iso」に変わったことを確認して[OK]をクリックする。 これで、仮想マシンに展開するソフトが設定された。後は、仮想マシンを実行するだけである。 |
■ 仮想マシンの実行
仮想マシンは、「VistaPE」のISOイメージファイルを実行した。
(1)仮想マシン「WindowPE」をクリックして、上にある「起動」ボタンをクリックする。 |
(2)「VistaPE-Oracle VM VirtualBox」画面と「VirtualBox - 情報」画面が出てきた。「情報」画面の[OK]をクリックする。 |
(3)「loding」が始まり、次々と「VirtualBox-情報」画面や「VirtualBox-警告」画面が表示されるが、[OK]をクリックして先に進めた。 |
(4)しばらくすると、下記画面が表示される。 |
(5)しばらくすると、下記画面で、「VistaPE」のLoading が始まる。 |
(6)VistaPEの「CubicExplorer」画面が出てきた。 |
■ マウス操作の切り替え
マウス操作制御の切り替えは、実マシンからゲストOSに移す場合は、マウスポインタを仮想マシンのウインドウの中でクリックするか、キーボードの「右Ctrl」キーを押す。 ゲストOSから実マシンに移す場合は、キーボードの「右Ctrl」キーを押す。
◆ ゲストOSに操作を移す場合
(1)仮想マシン画面をマウスクリックするか、キーボードの「右Ctrl」キーを押す。 (2)「VirtualBox-情報」画面が表示されるので、「キャプチャ」をクリックする。 |
(3)画面右下の「↓」の色が、「グリーン」に変わる。 (4)マウスポインタは、ゲストOS内で自由に操作ができる。下記画面は、「SYSTEM」の中を開いたところ。 |
◆ 実マシンに制御を移す場合
(1)キーボードの「右Ctrl」キーを押す。 (2)画面右下の「↓」の色が、「ブラック」に変わる。 (3)マウスポインタは、実マシンに制御が移る。 |
■ 仮想マシンの終了
(1)「File」メニューの「Exit」をクリックする。 |
(2)「VistaPE Loader & Tools」画面が表示されるので、[Reboot/Sutdown]ボタンをクリックする。 (3)「Reboot/Sutdown」画面が表示されるので、[Sutdown]ボタンをクリックする。 |
(4)「Oracle VM VirtualBox」画面が表示される。 |
■ VirtualBoxの終了
(1)タイトルバーの右端にある「×(閉じる)」をクリックする。 |
感想
もっと前からバーチャルPC を導入しておけば、OSなどのデバグに有効だったのにと思う。いちいちCD-Rを入れ替えてパソコンを立ち上げて・・・ などが不要となる。また、動作するかどうか分からないままCD-Rを作ったりした。こんな遠回りをしなくてもよくなった。但し、メモリ容量が512MB以上は必要である。 これを早く知っていれば、もっと早く導入することができた。
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