Microsoft ペイントで絵を描こう
6.「メニュー バー」について
ペイント ソフトの「メニュー バー」には、「ファイル、編集、表示、変形、色、ヘルプ」の6つがある。すべての機能を一つづつ説明するのではなく、項目を操作の面から名付けて、その操作手順を「メニューバー」を使って記述することにした。
■「元に戻す」と「やり直し」
「元に戻す」は便利な機能です。例えば、描画作成中にちょっと間違った線や図を描画したとします。こんな場合、最初から描き直すのではなく、この「元に戻す」機能を使うと、一つづつ前の状態に戻してくれます。戻し過ぎた場合は、「やり直し」を使うと一つ先に進んでくれます。大いに利用しましょう。
●「元に戻す」機能
すでに画像が描画されているところに、緑の楕円を描き、次に楕円の内を青色で塗りつぶして作業を進めたが、緑の楕円を変更したい、とする場合の操作は次の通りです。
1.緑の楕円を描いた。 |
2.続いて、楕円の内を青で塗りつぶした。 |
3.「メニューバー」の「編集」をクリックする。 4.表示されるメニューの「元に戻す」をクリックする。 |
5.画像が1つ前の状態に戻る。 |
6.もう一度、表辞されたメニューの「元に戻す」を クリックする。 |
7.画像はもう一つ前の状態(緑の楕円を描く 前の状態)に戻る。 |
●「やり直し」機能
「元に戻す」の操作をやりすぎた場合は、「やり直し」機能を使うと一つ先の状態に進めることができる。操作は次の通り。
1.「メニューバー」の「編集」をクリックする。 2.表示されるメニューの「やり直し」をクリックする。 |
3.画像が一つ先に進む。 |
■色を作成する
ペイント ソフトを立ち上げると、「カラーボックス」色は28色がデフォルトで設定されている。「現在の前景色」の色を「カラーボックス」にある色以外を使いたい場合は、 メニューバーの「色」をクリックする。操作は次の通り。
1.「現在の前景色」の色を「カラーボックス」にある色以外を 使いたい場合は、メニューバーの「色」をクリックする。 2.表示されたメニューの「色の編集」をクリックする。 |
3.「色の編集」画面が表示される。 4.「基本色」から「目的の色」をクリックすして、 「OK」をクリックすると、「現在の前景色」が換わる。 この「図ツール」が目的の【図】によって、表示が 替わる。 |
5.もっと違う色にする場合いは、「色の作成」を クリックする。 |
6.「現在の前景色」の色とコードが表示される。 |
7.「目的の色」をクリックすると、その色のとコードが表示される。 8.目的の色が決まれば、「色の追加」をクリックする。 |
9.「作成した色」に追加される。 10.「OK」をクリックする。 |
11.「カラーボックス」と「現在の前景色」が「作成した 色」に換わる。 |
12.「色の追加」で2個以上作成すると、ミックスした色が作成される。 |
■描画領域の拡大とグリッドを表示させる
アイコンなど作る場合は、キャンパスの大きさが小さい。作業がし易いように、描画領域を400%以上に拡大して、グリッドを表示する。操作は、次の通り。
1.メニューバーの「表示」をクリックする。 2.表示されるメニューの「拡大」をポイントする。 3.表示されるメニューの「カスタムをポイントする。 4.表示されるメニューから「400%」以上をクリックする。 |
5.「描写領域」が拡大される。 6.メニューバーの「表示」をクリックする。 7.表示されるメニューの「拡大」をポイントする。 8.表示されるメニューの「グリッドを表示」をクリックする。 |
9.描写領域に「グリッド」が表示される。 10.再度、「拡大」→「グリッドを表示」をクリックすると、「グリッド」の表示は消える。 11.「拡大」→「カスタム」→「100%」をクリックすると、元の大きさに戻る。 |
■画像を反転または回転させる
画像の反転には、水平方向(左右の反転)と垂直方向(上下の反転)がある。回転は、角度の指定があり、90度、180度、270度がある。
●画像の反転(水平方向)
画像が左右に反転する。
1.メニューバーの「変形」をクリックする。 2.表示されるメニューの「反転と回転」をクリックする。 |
3.「反転と回転」の画面が表示されるので、「水平方向」 のラジオボタンを「on」にする。 4.「OK」をクリックする。 |
5.画像の左右が反転した。 |
●画像の反転(垂直方向)
画像が上下に反転する。
1.「反転と回転」の画面で、「垂直方向」のラジオボタンを 「on」にする。 2.「OK」をクリックする。 |
3.画像の上下が反転した。 |
●画像の回転
ここでは、90度を実行する。
1.「反転と回転」の画面で、「角度を指定」のラジオボタン を「on」にする。 2.「90°」のラジオボタンを「on」にする。 3.「OK」をクリックする。 |
4.画像が、90度に回転した。 |
●画像の範囲を選択して実行
今までの「反転と回転」は、全画像に対して操作をしたが、「選択ツール」で範囲を選択した後、「反転と回転」を実行すると、選択した部分のみが「反転と回転」をするようです。試しに、下図の赤い枠の部分を選択して、「反転の水平方向」を実行した。指定した部分が左右反転している。
■画像を「傾斜」させる
「傾斜」は、水平方向と垂直方向に角度を指定する。
●水平方向に傾斜
画像を水平方向に傾斜させる。
1.メニューバーの「変形」をクリックする。 2.表示されるメニューの「サイズ変更/傾斜」をクリックする。 |
3.「サイズ変更と傾斜」画面が表示されるので、傾きの欄 の水平方向に「10度」を入力する。 4.「OK」をクリックする。 |
3.画像が水平方向に10度傾いた。 |
●垂直方向に傾斜
画像を垂直方向に傾斜させる。
1.「サイズ変更と傾斜」画面で、傾きの欄の垂直方向に 「10度」を入力する。 2.「OK」をクリックする。 |
3.画像が垂直方向に傾いた。 |
●水平と垂直方向に傾斜
画像を水平方向と垂直方向に傾斜させる。
1.「サイズ変更と傾斜」画面で、傾きの欄の水平方向と 垂直方向に「10度」を入力する。 2.「OK」をクリックする。 |
3.画像が水平方向と垂直方向に傾いた。 |
■画像ファイルから貼り付ける
すでに作成した画像ファイルが「ピクチャ」フォルダに格納されているとする。そして、その画像ファイルをキャンパスに貼り付けした場合は、その貼り付けた画像は選択された状態になっている。よって、貼り付けた画像を移動したり、拡大縮小しても、前からある画像に対しては何も影響を与えない。貼り付けた画像以外をクリックすると、貼り付けた画像の選択は解除され、前からある画像と一体化となる。次からは、選択および自由選択ツールを使用しないと、画像を加工することはできない。次のように操作を実行する。
1.メニューバーの「編集」をクリックする。 2.表示されるメニューの「ファイルから貼り付け」を クリックする。 |
3.「ピクチャ」フォルダから目的の画像ファイルをクリックして、「開く」を クリックする。 |
4.キャンパス上に、画像が貼り付く。 |
5.画像上にポイントすると、ポインタが「十字の矢」 に換わる。 |
6.画像をドラッグして、任意の位置にドロップする。 |
7.ドロップしても画像ファイルは選択された ままである。 |
8.斜めに拡大縮小しても、前からある画像に 影響を与えない。 |
9.貼りつけた画像以外をクリックすると、 貼り付けた画像の選択は解除され、前からある 画像と一体化となる。 次からは、選択および自由選択ツールで範囲を 選択しないと加工することはできない。 |
■カメラまたはスキャナから取り込み
カメラまたはスキャナから取り込みたい場合は、次の操作を行う。
1.メニューバーの「ファイル」をクリックする。 2.表示されるメニューの「カメラまたはスキャナ から取り込み」をクリックする。 |
3.「デバイス選択」画面が表示されるので、「デバイス」をクリックして、「OK」を クリックする。 4.後は、各デバイスの操作マニュアルを参照する。 |
7.画像の加工
キャンパスの画像は、選択および自由選択ツールで加工する範囲を選択すると、次のように画像を加工することができる。
・ 削除、コピー、移動
・ 左右、上下、斜めに拡大縮小
操作は、次の通り。
■加工する範囲を選択する
まずは、選択および自由選択ツールで加工する範囲を選択する。範囲が選択できたらポインタのマークが「十字の矢」に換わる。
●削除する
範囲を選択したら「Delete」キーを押す。このとき、「現在の背景色」に気をつけること。
1.この場合は「現在の背景色」が「薄緑」になって いるため、削除した跡は、「薄緑」になる。 |
2.「現在の背景色」を換えると、うまく削除が できた。 |
●コピーする
コピーは、範囲を選択部分を右クリックする。
1.範囲が選択できたら、選択部分を右クリックする。 2.表示されるメニューの「コピー」をクリックする。 |
3.選択した部分以外の位置で、右クリックする。 4.表示されるメニューの「貼り付け」をクリックする。 |
5.左上にコピーされた画像が表示される。 |
●移動する
移動は、コピーした画像を移動する場合は、コピーした画像をドラッグして任意の位置でドラッグすればいい。描画されている画像の一部を移動する場合は、「現在の背景色」に注意をすること。
1.コピーされた画像の部分をドラッグする。 |
2.任意の位置でドロップする。 |
●左右に拡大縮小する
左右に拡大縮小は、選択部分の左右の辺をポイントして、ポインタが「左右の矢」に換わったら左右にドラッグする。
●上下に拡大縮小する
上下に拡大縮小は、選択部分の上下の辺をポイントして、ポインタが「上下の矢」に換わったら上下にドラッグする。
●斜めに拡大縮小する
斜めに拡大縮小は、選択部分の角をポイントして、ポインタが「斜め上下の矢」に換わったら斜め上下にドラッグする。
8.描画を保存して「ペイント」 ソフトを閉じる
折角作り上げた作品を保存しないと泣くにも泣けない。まずは、保存をする。そして、「ペイント」ソフトを閉じる。
1.メニューバーの「ファイル」をクリックする。 2.表示されるメニューの「名前を付けて保存」を クリックする。 |
3.「名前を付けて保存」画面が表示される。 4.保存先フォルダが「ピクチャ」になっていることを確認する。 5.ファイル名を入力する。 6.ファイルの種類が「JPEG」になっていることを確認する。 7.「OK」をクリックする。 |
8.ペイントのウィンドウの右上にある「×(閉じる)」ボタンをクリックする。 |
皆さん、早速 Microsoft ペイントを使ってオリジナル作品を作ってください。