やさしい講座 〜第64回 Excel で文章を作る〜

Excel で文章を作る

 文章主体の文書を作成するならば、Word が便利である。しかし、文章とともに図や表が入った文書を作成する場合は、Word よりExcel の方が効率的かつ簡単に作れる。その手順をExcel 2007で記述する。

目 次

■テキストボックスを使って文字を入力するポイント
 ●レイアウトを揃えるための準備をする
 ●テキストボックスを作成する
 ●テキストボックスの枠線や枠内を変更する
■セルを結合して文字を入力するポイント
 ●セルを結合するための前準備をする
 ●セルを結合するには
 ●セル内改行で段落を分ける
■列幅の異なる表を上下に配置する
 ●2つの表を別々のシートに作成する
 ●「図のリンク貼り付け」機能を使う
 ●表を修正しても反映される
■印刷前にプレビュー画面で確認する
 ●「ページレイアウト」に切り替える
 ●最後は「印刷プレビュー」で確認する
■ハイパーリンクで目次を作成する
 ●目次シートを作成する
 ●ハイパーリンクを挿入したセルの編集の仕方
■図形配置と調整
 ●「枠線(グリッド)に合わせる」に設定する。
 ●「サイズとプロパティ」ダイアログボックスでサイズを揃える
■オートシェイプの活用
 ●きっちりとした図形を描く場合
 ●複数の図形の位置を等間隔に揃えるなどの場合
 ●図の重なりを変更する
 ●複数の図形をグループ化する
 ●「オブジェクトの選択」モード
 ●オートシェイプに文字列を入力する
■スマートアートを利用する
 ●「スマートアート」を挿入する
 ●「スマートアート」のスタイルを変更する
 ●「スマートアート」のアイテムを追加する
■画像の扱い
 ●「画像」を挿入する
 ●「画像」を編集・加工する
■図形と画像を記見合わせる
 ●「図形」と「画像」をグループ化する
 ●「図形」または「画像」を編集・加工する
■セルを活用した作図
 ●セル枠罫線を使った作図
 ●罫線と塗りつぶしを使って立体的な効果を出す
■地図を作成する際のポイント
 ●地図作成のコツ
 ●クリップアートを使う


テキストボックスを使って文字を入力するポイント

 Excel でテキストボックスを使って文字を入力するときのポイントを記述する。

●レイアウトを揃えるための前準備をする

 表や図と揃えてテキストボックスをレイアウトするには、セルのマス目を位置合わせに使うのがてっとり早い。ただ、目分量でマス目にぴったり揃えるのは難しいので、セルに揃うように設定する。

◆テキストボックスを描画する
1.「挿入」タブ→「テキスト」グループ→「テキストボックス」をクリックする。
2.「横書きテキストボックス」か「縦書きテキストボックス」をクリックする。
レイアウトを揃えるための前準備をする
1.テキストボックスを描画したならば、テキストボックスをクリックする。
2.描画ツールの「書式」タブ→「配置」グループ→「配置」をクリックする。
.「枠線(グリッド)に合わせる」をクリックする。
これで前準備完了です。
◆実際にレイアウトを揃えてみる
1.@ で、テキストボックスを拡大すると、Aのように拡大したテキ
ストボックスの辺は、マス目に揃う。
2.Bの場合は、「Alt」キーを押しながらテキストボックスを拡大すると一時的に「枠線に合わせる」機能が「Off」になり、好きな位置に配置することができる。
                        目次へ

●テキストボックスを作成する

 テキストボックスの作成方法は、2つある。一つは、シート上でクリックするだけ、もうひとつは、ドラッグをする。その違いを記述する。

◆クリックの場合
1.「挿入」タブ→「テキスト」グループ→「テキストボックス」をクリックする。
2.「横書きテキストボックス」か「縦書きテキストボックス」をクリックする。
3.@シート上で「クリック」をすると透明なテキストボックスが配置される。
4.A文字を入力するとテキストボックスが文字量に合わせてどんどん広がる。
5.B「テキストボックス」の選択を解除すると、あたかもシート上に直接文字を入力したように見える。
◆ドラッグの場合
1.「挿入」タブ→「テキスト」グループ→「テキストボックス」をクリックする。
2.「横書きテキストボックス」か「縦書きテキストボックス」をクリックする。
3.@シート上で「ドラッグ」すると、最初からサイズが決められ、枠付きの不透明なテキストボックスが配置される。
4.A文字を入力して行っても、テキストボックスは広がらない。
5.B文字を全部表示させるには、テキストボックスを拡大する必要がある。
6.C「テキストボックス」の選択を解除すると、テキストボックスの枠線が表示され、枠内が白色で不透明になる。
                          目次へ

●テキストボックスの枠線や枠内を変更する

 テキストボックスの枠線の表示の有無や色、太さ、種類などを変更できる。また、枠内
の透明、不透明の指定や色などを変更できる。操作は次の通り。

◆枠内塗りつぶしの場合
1.描画ツールの「書式」タブ→「図形スタイル」グループ→「図形塗りつぶし」の「▼」をクリックする。
2.表示されたメニューから「目的の色」をクリックすると、テキストボックスの中が選択した色になる。
3.表示されたメニューから「塗りつぶしなし」をクリックすると、テキストボックスの中は透明になる。
◆枠線の太さと種類の場合
1.描画ツールの「書式」タブ→「図形スタイル」グループ→「図形の枠線」の「▼」をクリックする。
2.表示されたメニューから「太さを」ポイントして、表示されたメニューから「目的の太さ」をクリックすると、枠線が選択した太さになる。
3.表示されたメニューから「実線/点線」をポイントして、表示されたメニューから「目的の線」をクリックすると、枠線が選択した線になる。
◆枠線の色の場合
1.描画ツールの「書式」タブ→「図形スタイル」グループ→「図形の枠線」の「▼」をクリックする。
2.表示されたメニューから「目的の色」をクリックすると、枠線が選択した色になる。
3.表示されたメニューから「線なし」をクリックすると、枠線が透明になる。
                            目次へ
            このページのトップへ  次のページへ

  このページは、下記の書庫を参照しました。
   月刊誌「PCJapan」 発行 ソフトバンク クリエイティブ株式会社

inserted by FC2 system