ショートカットでアプリケーションの起動をすばやく行う
目 次
■ショートカットを利用する●ショートカットとは
●ショートカットを作成する
●ショートカットの設定を変更する
■スタートメニューを活用する
●使用頻度の高いプログラムの表示数を変更する
●特定のプログラムが常に表示されるように設定する
■クイック起動ツールバーを活用する
●クイック起動ツールバーを表示する
●隠れているショートカットを見るには
●クイック起動ツールバーの横幅を変える
●クイック起動ツールバー上のショートカットの位置を変えるには
■クイック起動ツールバーにショートカットを追加するには
●ドラッグ&ドロップの場合
●「「Quick Lanch」フォルダを開く場合
■サブメニューとして表示する場合
■「送る」メニューを活用する
●「送る」メニューとは
●「送る」メニューにショートカットを格納する
■ショートカットを利用する
●ショートカットとは
プログラムをインストールすると、インストールフォルダには、メインになる実行ファイルの他に、実行ファイルから呼び出して使用される補助的な実行ファイルやDLL、 データファイルなども格納されていることが多い。そのため、実行ファイルだけを、操作しやすい場所に移動しても、正常に動作しなくなることがある。 そこで、ショートカットを作ることで、実行に必要なファイルだけを操作しやすい場所に配置できるようになる。
●ショートカットを作成する
1.デスクトップやフォルダウインドウのファイルリスト領域でアイコンがない場所を右クリックする。 2.表示されたメニューの「新規作成」→「ショートカット」をクリックする。 |
3.下記画面で、ファイル名や名前を入力する。ここでは、「メモ帳」のショートカットを作るので、「notepad.exe」と入力する。 新しいプログラムなどを指定するときは、「参照」を使って、フルパスを指定する必要がある。 4.「次へ」をクリックする。 |
5.「名前」を入力して、「完了」をクリックする。 |
6.ショートカットの出来上がり。 |
●ショートカットの設定を変更する
ショートカットをショートカットキーで動作できるように設定を変更する。
1.「ショートカット」を右クリックする。 2.「プロパティ」をクリックする。 |
4.「プロパティ」画面で「ショートカット」タブをクリックする。 5.「ショートカットキー」を入力する。 この場合は、「N」キーを使用することにした。先ず、[Ctrl]キーを押したままにして、[N]キーを押す。 |
6.[Ctrl]キー +[Alt]キー +[N]キーを押す。 7.「メモ帳」が開く。 |
■スタートメニューを活用する
デスクトップは、作業がしやすいため、ショートカットの作成場所として使ってしまうが、 ショートカットを作りすぎると、開いているウインドウによってショートカットのアイコンが隠れてしまい、操作の効率が低下してしまう。そこで、スタートメニューを活用することにする。
●使用頻度の高いプログラムの表示数を変更する
スタートボタンをクリックすると、スタートメニューが表示される。メニューの左側に使用頻度の高いプログラムが表示されるが、デフォルトでは、 6個までである。これは最高30個まで増やすことができる。ここでは、20個まで増やしてみる。
1.スタートボタンを右クリックする。 2.表示されたメニューの「開く」をクリックする。 |
3.「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」の画面が表示 されるので、「[スタート]メニュー」タブをクリックする。 4.そして「カスタマイズ」をクリックする。 |
5.「[スタート]メニューのカスタマイズ」画面が表示されるので、 「最近使ったプログラムの表示数」を「22」設定する。 6.[OK]をクリックする。 |
7.「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」の画面に戻る ので、[OK]をクリックする。 |
8.「スタートボタン」をクリックすると、メニューに表示されている アイコンが小さくなり、多くのアイコンを表示できるようになった。 |
●特定のプログラムが常に表示されるように設定する
スタートメニューに左側の上段は、常にプログラムが表示されている。ここに、特定のプログラムを表示させる。
1.下段で、常に表示させたいプログラムの「アイコン」を 右クリックする。 2.表示されたメニューの「[スタート]メニューにアイコンを追加」を クリックする。 |
3.常に表示されるようになった。 |
4.削除する場合は、アイコンを右クリックして、表示された メニューの「この一覧から削除」をクリックする。 |
■クイック起動ツールバーを活用する
特に使用頻度の高いショートカットは、常時画面下に表示される「クイック起動ツールバー」に作成していると便利です。
●クイック起動ツールバーを表示する
1.タスクバーの何もない部分で右クリックをする。 2.表示されたメニューの「ツールバー」ポイントする。 3.表示されたメニューの「クイック起動」をクリックする。 |
4.タスクバーに「クイック起動ツール」が表示される。 |
●隠れているショートカットを見るには
1.クイック起動ツールバーの横幅にすべてのアイコンが表示 できない場合は、右端に「>>」が表示されているボタンをクリックする。 2.表示されていない項目がメニューとして表示される。 |
●クイック起動ツールバーの横幅を変える
1.クイック起動ツールバーの何もない部分で右クリックをする。 2.表示されたメニューの「タスクバーを固定する」をクリックして 左側にある「チェック」を外す。 |
3.点点のマークが表示される。 |
4.このマークを左右にドラッグすると、アイコンの表示数が変わる。 5.好み位置でドロップする。 |
6.最後には、クイック起動ツールバーの何もない部分で右クリックをする。 7.表示されたメニューの「タスクバーを固定する」をクリックして 左側にある「チェック」を付ける。 |
●クイック起動ツールバー上のショートカットの位置を変えるには
位置を変えたいショートカッのアイコンをドラッグ&ドロップするればよい。
<目次へ>■クイック起動ツールバーにショートカットを追加するには
クイック起動ツールバーにショートカットを追加する方法は2つある。一つは、クイック起動ツールバーに直接ターゲットファイルをドラッグ&ドロップする。 もうひとつは、「「Quick Lanch」フォルダを開いて、そのフォルダにショートカットを格納する。
●ドラッグ&ドロップの場合
1.クイック起動ツールバーの空白の部分に、ターゲットファイル直接ドラッグ&ドロップする。 |
●「「Quick Lanch」フォルダを開く場合
1.クイック起動ツールバーの何もない部分で右クリックをする。 2.表示されたメニューの「フォルダを開く」をクリックする。 |
3.「Quick Lanch」フォルダが開くので、このフォルダにショートカットキーを格納すれば、よろしい。 |
■サブメニューとして表示する場合
「Quick Lanch」フォルダの中にフォルダを作成、そのフォルダの中にサブフォルダを作る。そのサブフォルダに、ショートカットを格納する。そうすることにより、 フォルダの内容がサブメニューとして表示される。
1.クイック起動ツールバーの何もない部分で右クリックをする。 2.表示されたメニューの「フォルダを開く」をクリックする。 |
3.フォルダを作成する。 |
4.フォルダの中に数個のサブフォルダを作る。 5.目的のサブフォルダを開く。 |
6.そのサブフォルダに、ショートカットを格納する。 |
7.クイック起動ツールバーの「>>」ボタンをクリックすると、サブホルダの中がサブメニューで表示される。 8.サブメニューをクリックするとプロごラムが実行する。 |
■「送る」メニューを活用する
●「送る」メニューとは
「送る」メニューは、すべてのファイルやフォルダを右クリックしたときに、表示されるメニューに表示されている。その「送る」をポイントすると、サブメニューが表示される。
一般に「送る」であるから、ファイルまたはフォルダをサブメニューで指定した場所に送られる(コピーされる)だけだと思う。
しかし、このサブメニューにショートカットを表示させ、選択するとそのショートカットに対するアプリケーションを起動することができる。
●「送る」メニューにショートカットを格納する
「送る」メニューの場所は、Windows Vista では、
「C:\User\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Widows\SendTo」にある。
このSendToフォルダによく使用するアプリケーションのショートカットを格納すればよい。
試しに、下記のショートカットを格納してみる。
i_view32 JTrim Pixia XnView
確かに、関連付けを変更せずに、ファイルを任意のアプリケーションで開くことができるが、沢山のショートカットを格納すると煩雑する。最小限にし選択して格納するようしたい。
1.「SendTo」フォルダに「i_view32, JTrim, Pixia, XnView」のショートカットを格納する。 |
2.「目的のファイル」を右クリックする。 3.表示されたメニューの「送る」をポイントする。 4.表示されたサブメニューの「i_view32」をクリックする。 |
5.画像ファイルが、「IrfaView」で開く。 |
皆さんも、使いやすいように、カスタマイズしましょう。
月刊誌「PCJapan」 発行 ソフトバンク クリエイティブ株式会社
(20090522-24)