パソコン三昧 やさしい講座 〜第69回 USBメモリで、画像を手軽に閲覧&修整・加工する〜

USBメモリで、画像を手軽に閲覧&修整・加工する

編集加工:切り抜き・合成処理はおまかせ

GIMP Portable

 ユニークな写真の年賀状を作成するなら、画像の切り抜きや合成ツールは必須。USBメモリーに専用アプリを 入れておけば、HDDの容量を減らさずに面倒な画像の編集ができる。

GIMP Portableのインストール

 ウェブサイトから実行形式のファイルを入手し、USBメモリ内のフォルダーにインストールする。

●ギンプ・ポータブルの配布先

ソフト名 GIMP Portable
配布先 http://portableapps.com/apps/
graphics_pictures/gimp_portable
提供 the GIMP team &
PortableApps.com
(John T.Haller)         
OS 10/8.1/7

●ダウンロード&インストールする

図1.上記の配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「Download x.xx.x」をクリックする。
図2.ダウンロードされた「exe形式」ファイルをダブルクリックする(A)。「language select」画面で「日本語」を確認して「OK」をクリックする(BC)。「インストールコンポーネント選択」欄で、「Additional Languages」にチェックが入っていることを確認して「次へ」をクリックする(DE)。ここにチェックが入っていないと、日本語化できない。「インストールフォルダー先」欄で、「USBメモリ内のフォルダー」を指定して、「インストール」をクリックする(FG)。
図3.インストールが終わると「完了」をクリックする(H)。USBメモリ内にインストールされたォルダー内に、3つのフォルダーと2つのファイルが生成されいる(IJ)。
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日本語化にする

図4.USBメモリにインストールされたフォルダー内の「実行形式」ファイルをダブルクリックして起動する(@)。「Looking for data files」画面がしばらく表示される(A)。
図5.「GNU Image Manipulation Program」画面で、「Edit」メニューで「Preferences」選択する(BC)。「Preferences」画面で、左の項目から「Interface」を選び、右側画面の「Language」欄で「v」ボタンから「Japanese」を選択して(D~F)、画面の右下にある「OK」ボタンをクリックして、「GNU Image Manipulation Program」画面を閉じる。  
図6.GIMP Portableの実行形式ファイルをダブルクリックして起動すると、日本語で表示される(G)。
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GIMP Portableの画面

 「キンブ・ポータブル」で画面を開くと3つの操作画面が表示される。作業ウインドウは、読み込んだ画像が表示される。「ツールボックス」で切り抜きや変形などの機能を選んで作業をする。ツールの細かい設定は「ツールオプション」を使う。画面右側にはレイヤーや作業履歴を表示できる。
 「レイヤー」とは、1枚の画像を複数の層で構成する機能であり、その際の各層ことを指す。土台の背景画像の上に人の人物画像のレイヤーを重ねれば、2つの画像を合成できる。
図7.画像ファイルを作業ウインドウにドラッグする(@A)。「ツールボックス」で、切り抜きや変形などの機能を選択する(B)。「ツールオプション」は、ツールの細かい設定を行う(C)。画面右側には、レイヤーや作業履歴を表示できる。(D)。
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切り抜きを行う

 ここでは、人形の Bert を切り抜く。
図8.作業ウインドウに、画像を表示したら、「ツールボックス」から「前景抽出選択」をクリックする(@)。マウスポインターを「作業ウインドウ」に移動すると、ポインターが(A)に変わる。「白い矢印」を切り抜く「Bert」の輪郭の上でクリックすると、「黄色い〇印」に変わる(B)。これを「Bert」の輪郭に沿ってクリックを繰り返して囲む。囲み終わると、背景の色が変わる(C)。
図9.続けて、切り抜く範囲を大まかにドラッグして塗りつぶす(D)。ドラッグを止めると「前景抽出選択」が表示される(E)。
図10.「抽出選択」が終わると「Bert」が綺麗に表示される(F)。「Enter」キーを押すと、切り抜く範囲が点線で囲まれる(G)。
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選択範囲を反転させる

図11.「選択」メニューから「選択範囲の反転」をクリックする(@A)。作業ウインドウの画面は変化はないようです(B)。続いて「レイヤー」メニューから「透明部分」そして「アルファチャンネルの追加」をクリックする(C~E)。
図12.選択範囲の反転や透明部分をアルファチャンネルの追加をしたが、画像にはあまり変化がないようだ(F)。ここで、「Delete」キーを押すと背景部分が削除され「Bert」部分だけの写真を切り出せる(G)。
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切り抜いた画像を保存する

図13.「ファイル」メニューから「名前を付けてエクスポート」をクリックする(@A)。「画像をエクスポート」画面で、ファイル名を入力する(B)。保存先フォルダーを選択する(C)。「ファイルの種類」欄で「V」ボタンで「PNG画像(*.png)」を指定して「エクスポート」をクリックする(E~F)。
図14.「画像をエクスポート:PNG」画面で、「透明ピクセルの色の値を保存」にチェックが入っていることを確認して「エクスポート」をクリックする(GH)。デスクトップに PNG形式ファイルが表示された(I)。
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合成を行う

 砂漠の写真に「Bert」を合成する。
図15.「ファイル」メニューから「開く/インポート」をクリックする(@A)。「画像ファイルを開く」画面で「サンプルピクチャ」から「砂漠」ファイルを選択して「開く」をクリックする(B~D)。
図16.今度は、「ファイル」メニューから「レイヤーとして開く」をクリックする(EF)。「レイヤーとして画像ファイルを開く」画面で「デスクトップ」から「Bert」ファイルを選択して「開く」をクリックする(G~I)。
図17.「砂漠」の画像に「bert」画像が表示されるので、「ツールボックス」から「移動」をクリックして、「bert」画像を任意の場所に移動する(JK)。位置が決まったら「画像」メニューから「画像の結合」をクリックする(LM)。
図18.2つの画像は合成され1枚の画像になる(N)。
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このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社 2017年11月号(P45,46)
       「PCJAPAN」 発行 ソフトバンク クリエイティブ株式会社

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