パソコン三昧 やさしい講座 〜第70回 USBメモリで、ファイルの操作や管理・データの同期を行う〜

USBメモリで、ファイルの操作・管理を行う

削除したファイルの復元アプリ

 次のアプリがあります。
  1. ごみ箱にもないファイルを復元する
    Recuva-Portable(日経PC21 2013年8月号)
  2. 間違って削除したファイルを復元する
    Wise Data Recovery Portable(日経PC21 2014年9月号)
  3. 間違えて消したファイルを復元&完全削除する
    Portable Undelete 360(日経PC21 2012年9月号)

ごみ箱にもないファイルを復元する

Recuva-Portable

 Recuva-Portableソフトは、USBメモリやパソコンに保存していたファイルをうっかり消してしまったときに、復元をしてくれる。復元ソフトは、ハードディスク(HDD)やUSBメモリに残された”痕跡”をつなぎ合わせることで、復元する仕組み。ファイルを削除した直前なら、かなり高い確率で元の状態に戻せる。

Recuva-Portableのインストール

 ウェブサイトからZIP形式ファイルを入手し、解凍したフォルダをUSBメモリーにコピーする。

●リキューバ・ポータブルの配布先

ソフト名 Recuva-Portable
配布先 http://www.piriform.com/recuva/builds
提供 Piriform OS 10/8.1/7/

●ダウンロード・解凍&USBメモリにコピーする

図1.上記の配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「DOWNLOAD」をクリックする(@)。
図2.ダウンロードされた「ZIP形式」ファイルを解凍する(@A)。解凍したフォルダをUSBメモリにコピーする(B)。
図3.USBメモリにコピーしたフォルダの中には、1つのフォルダと4つのファイルが生成されている(@A)。
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ソフトを起動して、Wizard画面はキャンセルする

 一度、ソフトを起動してWizard画面をキャンセルする。
図4.USBメモリにコピーしたフォルダ内実行形式ファイルをダブルクリックして、ソフトを起動する。Windowsが64ビット版の場合は、「recuva64.exe」を選択する(@)。「Wizard画面」が開くので、「Do not show.....」のチェックを外して、「Cancel」をクリックする(AB)。

初回起動時に日本語表示にする

 Wizard画面をキャンセルすると、メイン画面が開くので、の本誤表示に設定する。
図5.メイン画面で「Options」をクリックする(@)。「Opstions」画面が表示されるので、Language欄の「▼」をクリックして「Japanese」をクリックすると(AB)、日本語表示に切り替わる。
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復元を実行する

 ここでは、USBメモリ内のファイルを復元する。ここで注意したいのが、復元先(保存)は必ず、そのUSBメモリ以外の場所に設定すること。もし、USBメモリに設定すると、復元したいファイルの痕跡に上書きされてしまい、復元できなくなる恐れがある。パソコンの内蔵HDDなどに設定すること。
図6.USBメモリ内のファイルを復元する場合は、検索対象をUSBメモリに設定し、「スキャン」をクリックする(@A)。スキャンが終わると復元できる可能性のあるファイルが一覧表示される。このうち緑色のマークが付いたファイルは、正しく復元できる可能性が高い(B)。
図7.復元したいファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックする(@A)。
図8.復元先は、USBメモリではなく、必ずパソコンのHDDにあるフォルダを選択する。ここでは、「ピクチャ」フォルダを選択して、「OK」をクリックする(@A)。「操作が完了した」画面が表示されるので、「OK」をクリックする(B)。「ピクチャ」フォルダを開くと、「backbg.png」ファイルが保存されていた(B)。

 Recuva-Portableソフトの説明はここで終わりです。
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間違って削除したファイルを復元する

Wise Data Recovery Portable

 USBメモリのファイルを削除すると「ごみ箱」には入らない。このため、間違って削除すると 取り返しがつかない。ファイル復元ソフトを入れておけば、いざというときに救出できる可能性がある。

Wise Data Recovery Portableのインストール

 ウェブサイトから実行形式ファイルをダウンロードし、ダブルクリックして、USBメモリーにインストールする。

●ワイズ・データリカバリー・ポータブルの配布先

ソフト名 Wise Data Recovery Portable
配布先 http://portableapps.com/apps/utilities/
wise-data-recovery-portable
提供 WiseCleaner OS 8/7/Vista

●ダウンロード& USBメモリにインストールする

図1.上記の配布先のURLをクリックすると、下記ページが表示されるので、「DOWNLOAD 3.44」をクリックする(@)。
図2.ダウンロードした「実行形式」ファイルをダブルクリックする(A)。下記画面が表示されるので、「日本語」を確認して、「OK」をクリックする(BC)。
図3.下記画面で、インストール先をUSBメモリに指定する。ここでは、「DataRecoveryPortable」フォルダを指定した。(DE)。
図4.下記画面で、「完了」をクリックする(F)。
これで、インストールは終わりです。
図5.USBメモリにインストールしたフォルダには、3つのフォルダと2つのファイルが生成されている(@A)。
 
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ソフトを起動して、日本語表示にする

 一度、ソフトを起動して、日本語が表示できるようにする。
図6.USBメモリにコピーしたフォルダ内実行形式ファイルをダブルクリックして、ソフトを起動する(@A)。
図7.「Menu」ボタンをクリックして(B)、[Languages]選択して、[Japanese]を選択する(CD)。
図8.日本語が表示される。
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復元を実行する

 ここでは、USBメモリ内のファイルを復元する。ここで注意したいのが、復元先(保存)は必ず、そのUSBメモリ以外の場所に設定すること。もし、USBメモリに設定すると、復元したいファイルの痕跡に上書きされてしまい、復元できなくなる恐れがある。パソコンの内蔵HDDなどに設定すること。
図9.USBメモリ内のファイルを復元する場合は、検索対象をUSBメモリに設定し、「スキャン」をクリックする(@A)。スキャンが終わると復元できる可能性のあるファイルが一覧表示される。このうち緑色のマークが付いたファイルは、正しく復元できる可能性が高い。復元したいファイル名にチェックを入れて「復元」をクリックする(BC)。
図10.「フォルダ参照」画面が表示されるので、復元先は、USBメモリではなく、必ずパソコンのHDDにあるフォルダを選択する。ここでは、「デスクトップ」を選択して、「OK」をクリックする(DE)。
図11.「情報」画面が表示されるので、「OK」をクリックする(F)。「デスクトップ」画面が開くので、中を見ると「旅行記(悠悠緩緩).txt」ファイルがあった(G)。
図12.ファイルを「開く」と完全に復元されていた。

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間違えて消したファイルを復元&完全削除する へ

このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2013.8 P82-83)
                      (2014.9 P77)

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