パソコン三昧 やさしい講座 〜第76回 Excel 2007 のオートフィル機能〜

Excel 2007 のオートフィル機能

オートフィルとフィルハンドル

 表計算ソフトのExcelでは、データの入力は欠かせない。如何に容易に速くデータを入力することができるかは、オートフィル機能を活用するのが一番手っ取り早い。オートフィルの使いこなしをさまざまな角度から追求してみよう。

オートフィルとは

 表計算ソフトのExcelで、日付などの連続した値を一括入力する機能。最初の値を入力して、範囲を指定すると、続きの値が自動的に入力される。また、一定の間隔を持った値も一括入力できる。文字のみデータは、「ユーザー設定リスト」に登録することにより、連続データとして入力することができる。

●フィルハンドルを使う

 フィルハンドルは、セルを選択したとき、枠線の右下にある小さな”■”マークのこと。この上にマウスポインタを移動するとポインタが"+"形に変わる。この状態で、左右上下にドラッグすると、オートフィルが実行される。
1.フィルハンドルは、セルを選択すると、枠線の右下にある”■”マークのこと。 2.フィルハンドルの上にマウスポインタを移動すると、ポインタが"+"の形に変わる。
3.ポインタが"+"の形に変わったら、下にドラッグする。 4.オートフィルが実行される。
5.横にドラッグをする。(ドラッグは左右上下にできる。)
6.オートフィルが実行される。
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連続データになるかコピーになるか

 元の入力データが「数値」データか「文字と数字の組み合わせ」データかによって、オートフィルを実行しても、連続データになるか只のコピーになるか動作が違ってくる。
 数値データは「コピー」となり、文字と数字の組み合わせデータは、「連続データ」になる。
 オートフィルを実行すると、数値データは「コピー」となり、文字と数値の組み合わせデータは、「連続データ」になる。

連続データとコピーの切り替え

 連続データとコピーの切り替えは、次の3通りがある。
  • Ctrl キーを使う。
  • マウスの右ボタンを使う。
  • オートフィルオプションを使う。

● Ctrl キーを使う

 フィルハンドルをドラッグするとき、Ctrl キーを押しながらドラッグする。
 Ctrlキーを押しながらオートフィルを実行すると、数値データは、「連続データ」に、文字と数値の組み合わせデータは、「コピー」になる。

●マウスの右ボタンを使う

 フィルハンドルをドラッグするとき、マウスの右ボタンを押しながらドラッグして、「ショートカット」メニューから選択する。
1.フィルハンドルをドラッグするとき、マウスの右ボタンを押しながらドラッグする。
2.右ボタンから指を離すと、「ショートカット」メニューが表示される。
3.メニューから、「セルのコピー」か「連続データ」を選択する。

●オートフィルオプションを使う

 オートフィルを実行してドラッグを終えると、オートフィルオプションが表示される。このオートフィルオプションの上にマウスポインタを移動すると、「▼」マークが表示される。「▼」マークが表示さするときに、オートフィルオプションをクリックすると、メニューが表示されるので、そのメニューから選択する。
1.オートフィルを実行するとオートフィルオプションが表示される。 2.オートフィルオプションの上にマウスポインタを移動すると、「▼」マークが表示される。
3.オートフィルオプションに「▼」マークが表示されたときに、オートフィルオプションをクリックする。
.メニューが表示されるので、「セルのコピー」か「連続データ」かを選択する。
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このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「PCJapan」 
  発行 ソフトバンク クリエイティブ株式会社(2009.11 P108-111)

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