パソコン三昧 やさしい講座 〜第78回 Excel 2007 で手早くグラフを作るポイント〜

Excel 2007 でグラフ作るポイント


 Excel 2007で手早くグラフを作成するポインとを説明しています。是非、活用して下さい  

グラフを最短手順で作る

 ここでは、先ずは、最短手順でグラフを作成して、その後、「希望のグラフに変更していく」というやり方を説明する。

ワンタッチでグラフを作成する

  データ内の1セルを選択して、「Alt+F1」キーを押す。デフォルト設定グラフ(標準グラフを変更していなければ、図1のような「縦棒」グラフ)が作成される。
「F11」キーを押すとグラフシートにグラフが追加される(図2)。
 ここでは、データ内の1セルを選択して、「Alt+F1」キーを押して、グラフを作成する方法で話を進める。
図1●データ範囲内の1セルを選択して、「Alt+F1」キーを押す。
 デフォルト設定グラフ(標準グラフを変更していなければ、「縦棒」グラフ)が作成される。
図2●グラフシートに作成する場合は、データ範囲内の1セルを選択して、「F11」キーを押す。
 グラフシートに、デフォルト設定グラフ(標準グラフを変更していなければ、「縦棒」グラフ)が作成される。
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好みのグラフに編集する

 先ずは、上記の方法でグラフを作成すると、グラフの編集状態となり、「グラフツール」タブが表示される。
 グラフの種類を変更したい場合は、「グラフツールのデザイン」タブから、「種類」グループの「グラフの種類の変更」を選択するとできる(図3)。
 また、グラフのタイトルや、軸の目盛の変更などをしたい場合は、「グラフツールのレイアウト」タブから、「ラベル」グループや「軸」グループなどからできる(図4)。
図3●グラフの種類を変更する。「グラフツール」タブが表示されていない場合は、先ず、「グラフ」をクリックする。
1.「グラフツールのデザイン」タブをクリックする。
2.「種類」グループの「グラフの種類の変更」をクリックする。
3. 「グラフの種類の変更」画面が表示される。
4.好みのグルフを選択して、「OK」をクリックすると、グラフが替る。
図4●グラフのラベルや軸の変更をする。「グラフツール」タブが表示されていない場合は、先ず、「グラフ」をクリックする。
1.「グラフツールのレイアウト」タブをクリックする。
2.「ラベル」グループや「軸」グループから変更できる。
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行列の判定と切り替え

 Excelのグラフ機能では、凡例項目を「系列」と呼んでいる。横軸のように項目軸ラベルとなる要素を「項目」または「データ要素」と呼んでいる。ここでは、「系列」と「項目」と呼んで、話を進める。

行列の判定

 ワンキーで自動作成するグラフは、すべての要素が自動判定される。例えば、図1は、6行×4列のデータで、グラフを自動作成すると、項目数の少ない方が「系列」となり、多い方が「項目」として扱われる。図2は、3行×4列のデータです。グラフを比較してください。「系列」と「項目」が逆になっている。
図1●6行×4行のデータ
 自動作成されたグラフでは、6行が「項目」で、4列が「系列」になる。
図2●3行×4行のデータ
 自動作成されたグラフでは、3行が「系列」で、4列が「項目」になる。

行列の切り替え

 この自動判定で作成された「系列」と「項目」を切り替えたい場合は、「グラフ ツールのデザイン」タブで、「データ」グループの「行/列切り替え」を使えば簡単に切り替わる(図3)。
図3●行/列の切り替え。「グラフ ツール」タブが表示されていない場合は、先ず、「グラフ」をクリックする。
1.「グラフ ツールのデザイン」タブをクリックする。
2.「データ」グループの「行/列の切り替え」をクリックする。
3.グラフの「系列」と「項目」が切り替わった。
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元データの範囲を簡単に変更する方法

 グラフを選択して編集状態にすると、対応する表(テーブル)のデータ範囲に色枠のマーカーが表示される。系列名は緑色枠で、項目名は紫色枠で、そしてデータ範囲は青色枠で囲まれている。この枠線の四隅に表示されている「ハンドル」をドラッグすることで、グラフの元データの範囲を変更することができる。

データ枠線のハンドルをドラッグして範囲を変更する

 グラフを選択すると、対応する表(テーブル)のデータ範囲に枠線が表示される。四隅の「ハンドル」にマウスポインタを合わせて、「両方向矢印」に変形した状態でドラッグする。マウスボタンを放すと瞬時にグラフが新しいデータ範囲のものに切り替わる。
1.グラフを選択する。
2.「F8」セルの四隅にマウスポインタを合わせる。
3.「両方向矢印」に変形した状態でドラッグする。
4.「E7」セルの枠線四隅で、マウスボタンを放す。
5.グラフ上で、「系列」の「土木資材」が無くなった。
 

データ枠線をドラッグしてデータ範囲を移動する

 今度は、枠線にマウスポインタを合わせ「四方方向矢印」に変形したタイミングでドラッグして、データ範囲を移動することができる。
1.グラフを選択する。
2.「D7」セルの枠線にマウスポインタを合わせる。
3.「四方向矢印」に変形した状態で「F8」セルまでドラッグする。
4.グラフ上で、「1月の項目」と「合成樹脂の系列」が無くなった。
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このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「PCJapan」 
  発行 ソフトバンク クリエイティブ株式会社(2010.1 P108-111)

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