パソコン三昧 やさしい講座 〜第81回 Windows7をカスタマイズする〜

Windows7をカスタマイズする

通知領域で表示するアイコンをカスタマイズする

 タスクバーの右側にある「通知領域」は、これまではシステムアイコンとそれ以外に分けられていたが、Windows7のデフォルトでは、システムアイコン以外は非常時になっている。しかし、「旗」のマークの左にある「▲」ボタンをクリックすると、非表示のアイコンを表示し、実行することができる。この通知領域に表示するアイコンやメッセージの種類は、コントロールパネルの「通知領域アイコン」で設定できる。
 また、従来はちょっとしたことですぐバルーンによる警告が表示され、作業の妨げになることもあったが、Windows7では、重要なメッセージ以外はバルーンで表示しないように改められている。その代わり、通知領域には旗のマークのアイコンが常駐しており、メッセージがあるとそれに「×」マークが付く。旗のアイコンをクリックすると、メッセージの確認ができる。手順は次のとおりです。

コントロールパネルの「通知領域アイコン」を表示する

1.「旗」マークの左にある「▲(隠れているインジケーターを表示します)」ボタンをクリックして、表示される画面の「カスタマイズ」をクリックする。
 
2.コントロールパネルの「通知領域アイコン」画面が表示される。

「通知領域」で表示するアイコンを設定する

 たとえば、「Windows Liveメール」のアイコンを表示したい場合の、手順は次のとおり。
1.コントロールパネルの「通知領域アイコン」画面で、
「Window Live Mail」の右端にある「▲」ボタンをクリックして、「アイコンと通知」を選択して「OK」をクリックする。

「通知領域」で表示するシステムのアイコンを設定する

  システムの「時計のアイコン」を非表示にしたい場合の、手順は次のとおり。
1.コントロールパネルの「通知領域アイコン」画面で、
「システムアイコンのオン/オフ」をクリックする。
2.時計の右端にある「▲」ぼたんをクリックして、「オフ」を選択して「OK」をクリックする。
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ジャンプリストに最近使った項目を表示させない

 何らかのアプリケーションを使ったファイルは、「最近開いた項目」としてWindows7が記憶する。最近開いた項目は、スタートメニューやアプリケーションのジャンプリストに表示され、同じファイルをすばやく開く仕組みの1つだ。とはいえ、プライバイーが気になるなら、必要に応じて最近開いた項目を無効にすることができる。手順は次のとおりです。

デフォルトでは、「最近開いた項目」表示される

1.「スタート」メニューで、「ペイント」をポイントすると、右側に「最近開いたファイル」が表示される。
 
2.タスクバーの「Internet Explore」アイコンを右クリックすると「最近開いた項目」が表示される。

最近使った項目を表示させない

 最近使った項目を表示させない。手順は次のとおり。
1.「スタート」ボタンを右クリックするか、タスクバーの「空白」部分を右クリックして、表示されるメニューの「プロパティ」をクリックする。
2.「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」画面が表示されるので、「[スタート]メニュー」タブの「最近開いた項目を[スタート]メニューとタスクバーに保存し表示する」のチェックを外して、「OK」をクリックする。
3.スタートメニューで「最近開いた項目(ファイル名)」が表示されなくなる。
4.タスクバーのアイコンを右クリックしても「最近開いた項目」が表示されなくなる。
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ユーザーアカウント制御の動作をカスタマイズする

 UAC(ユーザーアカウント制御)は、管理者権限が必要な操作が発生したときに警告を発し、実行の可否をユーザーに尋ねる機能だ。通常はデフォルトで問題ないが、警告時のデスクトップの暗転/復帰に時間がかかったり、デスクトップ暗転を無効にしたい場合は、UAC設定をカスタマイズする。手順は次のとおりです。

UAC設定をカスタマイズする

1.「コントロールパネル」から「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」を開く。
2.下の画面で「ユーザーアカウント」をクリックする。
 
3.下の画面で、「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックする。
4.「ユーザーアカウント制御の設定」画面で、上から3番目のレベルに設定して、「OK」をクリックする。
このレベルは、UACが警告を発する状況はデフォルトと変わらずに、デスクトップ暗転だけが無効になる。
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このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「PCJapan」 
  発行 ソフトバンククリエイティブ株式会社(2009.12 P47-P55)
                        (2010.03 P18-P23)

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