パソコン三昧 やさしい講座 〜第82回 USBメモリで、パソコンを高速化するソフトを持ち歩く〜

USBメモリで、パソコンを高速化するソフトを持ち歩く

Glary Utilities Portableの機能を使う

Glary Utilities Portable には、次の機能がある。
  1. 不要ファイルをまとめて削除する
  2. 巨大なファイル見つけて削除する
  3. 無駄な重複ファイルを削除する
  4. 不要なレジストリを削除する
  5. メモリの空きを回復する
  6. メモリの自動最適化の確認をする

不要ファイルをまとめて削除する

 パソコン高速化で、まず取り組みたいのが、HDD内の不要なファイルの削除です。普通に使っているだけでも、HDDには使わない一時ファイルが大量にたまる。これらを一掃すれば、HDDの空きが大幅に回復する。
 これには、「Glary Utilities -Portable」を使うが、インストール等の手順は、こちらをご覧ください。
 他に、CCleaner-Portable ソフトがあります。
 このページは、 パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2012.9 P28-33)を参照して作りましたが、ソフトの版数がアップしましたので、作り直しました。
図1.「Glary Utilities」を起動して、「高度なツール」タブをクリックする(@)。ディスク領域の「クリーンアップ」か(A)、「ディスクのクリーン」ボタンをクリックする(B)。
図2.直ちにスキャンが始まる(C)。
 
図3.スキャンが終わると結果が表示される(D)。「クリーニング開始」ボタンで、不要なファイルは削除される(E)。
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巨大なファイル見つけて削除する

 次は、巨大なファイルの処分です。高画質で撮影したビデオ映像などは、1ファイルで数ギガバイト以上になる。もう見ないものはまとめて削除する。どこに保存したか忘れてしまっても心配ない。グレーリーの「ディスクの分析」機能を使えば、簡単に見つけ出せる。
 実行するとドライブやフォルダの容量が棒グラフで表示されるので、それをたどって大きなファイルを特定できる。中身を確認して、不要ならごみ箱に入れよう。同じ場所に類似した不要なファイルがありそうなら、保存フォルダを開いてまとめて処分する。
 他にPortable版で、DiskInfo ソフトがあります。
図4.Glary Utilities を起動して、「高度なツール」タブをクリックする(@)。ディスク領域の「ディスクの調査」か(A)、「ディスク領域の解析」ボタンをクリックする(B)。
図5.「ディスク領域の分析」画面が開いて(@)、続いて「ドライブを選択」画面が開くので(A)、「対象とするドライブ」にチェックを入れて(B)、「OK」をクリックすると(C)、ディスクの分析が始まる。
図6.ディスクの分析が終わると、ドライブやフォルダの内訳が横棒グラフで表示される。削除したフォルダまたはファイルを見つけたら選択して、(D)、ツールバーにある「削除(ゴミ箱に移動)」をクリックする(E)。
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無駄な重複ファイルを削除する

 続いて、重複ファイルの整理に取り掛かる。友人にあげる写真を別のフォルダにコピーしたり、バックアップのためにあちこちにコピーしていないだろうか。「重複ファイルの検出」を実行すると、ファイル名、サイズなどが同じファイルが検出される。不要な方を削除する。
図7.Glary Utilities を起動して、画面左にある「フィル&フォルダ」をクリックする(@)。
2.画面右にある「重複ファイルの検出」をクリックする(A)。
図8.「重複ファイルの検出」画面が開く(@)、続いて「重複ファイルを検索」画面が開くので(A)、「ドライブ」を選択して(@)、対象とするドライブにチェックを入れて(B)、「スキャン」をクリックする(C)。
図9.スキャンが終わると「重複ファイルの検出」画面に、5つのフォルダに分類されて表示される(D)。削除したいファイルに、チェックを入れる。すべてのフォルダに対して同様にチェックを入れる(E)。最後に「チェックしたファイルを削除」をクリックすると、ファイルは削除される(F)。
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不要なレジストリを削除する

 グレーリーを使えば、レジストリも簡単に整理できる。
パソコンに、ソフトや周辺機器を追加すると、「レジストリ」というデータベースに特定情報が記録される。Windowsは、レジストリを参照しながら動作するので、不要な設定が多く残っていると、データの参照に時間がかかり、それだけ動作が遅くなる。
 レジストリの整理は2段階で行う。まずは、不要になった設定情報を削除する。次に残った設定を並べ替えることで、初めて容量を小さくできる。不要なレジストリの削除は、「Glary Utilitie -Portable」を使う。インストール手順は、こちらをご覧ください。 レジストリの整頓は、「Portable Quicksys RegDefrag」を使用する。
 レジストリの削除には、CCleaner Portbleにもある。ただし、レジストリの整理はない。
図1.「Glary Utilities」を起動して、「1-クリックメンテナンス」タブを選択する(@)。「レジストリクリーナ」のみにチェックを入れて(A)、「問題点をスキャン」ボタンをクリックする(B)。スキャンが開始する。3.画面右にある「レジストリクリーナー」をクリックする(A)。
図2.スキャンが終わると、右側にスキャン結果が表示される(@)。「問題点を修復」をクリックする(A)。これで、不要なレジストリの削除は終わりです。

 不要になったレジストリの設定情報を削除しただけでは、容量は小さくならない。残った設定情報を並び替えることで、初めて容量を小さくできる。 並び替えのツールは、「Portable Quicksys RegDefrag」を使用する。こちらをご覧ください。
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メモリの空きを回復する

 高速にデータを読み書きできるメモリに空きが少なくなると、パソコンの動作が重くなる。HDDの仮想メモリに不要なデータを移動してメモリの空きを回復すれば、動作が軽快になる。
 グレーリーには、メモリの最適化機能もある。設定画面を開き「最適化」を押すと、不要なデータがHDDに移動する。あとは、ソフトを起動したままにしておくといい。初期設定で、「自動最適化を有効」がオンになっているので、メモリの空きが少なくなると、自動的に最適化を実行してくれる。
図3.Gla-ry Utilities を起動して、「高度なツール」タブをクリックして(@)、「メモリの開放」をクリックする(A)。
図4.「メモリの最適化」画面が開くので(@)、「最適化」タブを選択して(A)、「最適化」をクリックすると(C)、最適化が始まる。
ここで、「開放したメモリの容量を示して・・・」とあるが、いくらに設定すればいいのかわかりません(B)。
図5.最適化が始まる(D)。最適が終了すると「OK」をクリックする(E)。
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メモリの自動最適化の確認をする

 ソフトの起動中は、メモリの空きが少なくなると自動的に最適化される。CPUの稼働率の低いときに、最適化を実行してくれる。
図6.「メモリの最適化」画面で(@)、「オプション」タブをクリックして(A)、「自動最適化を有効する」にチェックが入っていることを確認して(B)、「OK」をクリックする(C)。
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