パソコン三昧 やさしい講座 〜第84回 JTrimで画像を合成する方法〜

JTrimで画像を合成する方法

背景を白色で塗りつぶす

 JTrimの透過機能を使って、画像の合成を作るが、合成する画像は次の2つの画像が必要です。
 一つは、背景を白色にして、その白色を透過色に設定した画像。
もう一つは、透過色に指定した画像を2階調化(モノクロ)して、それをネガポシ反転(色を反転)させた画像。この二つの画像で合成させます。先ずは、背景を白にしましょう。

「ペンギン」画像の背景を白色にする

 背景を白色にするが、背景と本体(ここでは、ペンギン)の境に白色に近い色がある場合は、一度本体に無い色で背景を塗りつぶす。 その後に白色で塗りつぶすと背景の塗りつぶしの仕上がりが綺麗になります。ここでは、一度赤色で塗りつぶします。塗りつぶすときは、画像を拡大して背景と本体の境界にわずかな隙間ができるように塗りつぶすのがコツです。
 「塗りつぶし」ボタンをクリックして、表示される画面で、「不透明度」は「100」に設定して、「許容範囲」の「スライダー」ボタンを左右に移動させながら塗りつぶすとよろしいです。
 許容範囲を大きな値にすると、1回での塗りつぶす範囲が広くなりますが、「本体」に侵入する恐れがあります。もし「本体」に侵入したならば、「元に戻す」ボタンで、前の状態に戻して、「許容範囲」の値を小さくして塗りつぶしていきます。「元に戻す」ボタンと「許容範囲」の「スライダー」ボタンを繰り返し使いながら作業を進めます。 
図1 「ペンギン」画像を開いて、「塗りつぶし」をクリックする(@)。表示された画面で、「左の色枠」をクリックする(A)。色の設定で「赤」を選択して「OK」をクリックする(BC)。
図2 「ズームイン」ボタン(@)で画像を拡大する。不透明度は「100」に設定。「許容範囲」はなるべく小さくする(A)。ポインタを背景に移動してクリックする(B)。「元に戻す」ボタン(C)と「許容範囲のスライダー」ボタン(A)を繰り返しながら塗りつぶしていく。
図3 背景と本体の境辺りが塗りつぶしができたならば、仕上げは、ペイントを使った方が作業が早いかもしれません。
「閉じる」ボタンをクリックする(@)。
図4 元の大きさに戻して、ファイル名を入力して、ファイルの種類で「pngファイル」を確認して「保存」をクリックする(@~B)。
図5 ペイントで「ペンギン」画像を開いて、赤色を選択する。
「拡大鏡」ボタン(@)で画像を拡大して「ブラシ」ボタン(A)をクリックして「線の幅」ボタン(B)で線の太さを選択する。
後は、塗りつぶし漏れ箇所を塗っていく。
図6 画像を元の大きさに戻して「上書き保存」をクリックする(@A)。
図7 もう一度、JTrimで「ペンギン」画像を開く。今度は、白色で背景を塗りつぶす。今度は、2回で塗りつぶしができると思います。ペンギンの足元を忘れないように。
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透過設定画像と2階調化してネガポジ反転画像を作る

 JTrimの透過機能を使って、画像の合成を作るが、合成する画像は次の2つの画像が必要です。
 一つは、背景を白色にして、その白色を透過色に設定した画像。もう一つは、透過色に設定した画像を一度、2階調化(モノクロ)にする。そして、それをネガポシ反転(色を反転)させた画像。この二つの画像を使います。

透過設定画像を作る

 背景色の「白」を透過色に設定します。この画像を「ペンギン-3」として保存します。
図1 「透過色設定」ボタン(@)をクリックして、ポインタを背景に移動するとポインタは、「スポイト」の形に変わるので、クリックをする(A)。
図2 名前を入力して、pngファイルを確認して「保存」をクリックする(@~B)。ここでは、「ペンギン-3」とした。
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2階調化してネガポジ反転画像を作る

 透過色設定した画像を一度、2階調化画像にします。そして、ネガポジ反転した画像を作ります。出来上がった画像を「ペンギン-4」として保存します。
図1 「透過色設定」した画像を開いたままにして、「2階調化」ボタン(@)をクリックする。「2階調化」画面で、「境界しきい値」を「251~252」に設定する。ペンギン本体が黒くなり、背景は白のままにすること。黒色が侵入してはいけません。そして、「OK」をクリックする(AB)。
図2 次に「ネガポジ反転」ボタンをクリックする(@)。
図3 白黒が反転しました。この画像を名前を付けて保存します。
ここでは、「ペンギン-4」とした(@~B)。
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