Dドライブをデータ専用領域にする
3つのメリット
製品によっては、CドライブのほかにDドライブが用意されている。この場合、Cドライブに余裕があるのならば、Dドライブを「データ専用」の領域にして使用する。
Cドライブはウィンドウズ(OS)やソフトの保存用に、Dドライブをデータの保存用にして役割分担すると、次の3つのメリットがある。
このページのTop へ
同様な作業を「マイピクチャ〜マイビデオ」の各フォルダについて行う。図4のフォルダと図6の移動先のフォルダに気をつけて作業を進める。
このページのTop へ
Liveメールの保存先を変える へ
- 1つめは、Cドライブの快適さが長続きすること。
文書やメールなど、頻繁に更新するファイルをDドライブに移せば、Cドライブが身軽になり、 断片化も少なくなる。デフラグなどのメンテナンス作業も短時間で済み楽だ。 - 2つめは、手軽なバックアップ先として活用できること。
大事なデータはCD-RやDVDなどに保存しておくのが理想だが手間がかかる。 いちいちディスクに書き込むのが面倒でやらずじまいなら 、Dドライブに手軽にバックアップしておいたほうが安全だ。 - 3つめは、パソコンのトラブル時にも安全なこと。
例えばトラブルを解決するためにウィンドウズ(OS)の再インストールが必要になると、Cドライブの データはすべて消えてしまう。大事なデータをDドライブに移しておけば、データは最新の状態で保たれる。
標準フォルダをDドライブに移動する
先ず最初にCドライブにある標準フォルダ構造を確認して、Dドライブに標準フォルダを作成する。その後、Dドライブに移動する。Dドライブに標準フォルダを作成する
図1は、Windows 7とVistaのCドライブの標準フォルダの構造である。これと同じフォルダ構造をDドライブに作成する(図2)。図1 Windows 7とVistaのCドライブの標準フォルダの構成は、下図のようになっている。 | |
図2 DドライブにCドライブと同じようなフォルダを作成する。 | |
Dドライブに移動する
Dドライブに標準フォルダができたならば、Cドライブにある標準フォルダをDドライブに移動させる作業に入る。フォルダは、ひとつずつ移動させる。移動手順はすべて同じなので、「ドキュメント」フォルダで手順を記述する。同様な作業を「マイピクチャ〜マイビデオ」の各フォルダについて行う。図4のフォルダと図6の移動先のフォルダに気をつけて作業を進める。
他のフォルダもDドライブに移動する
標準フォルダ以外のフォルダでも、「フォルダ」を右クリックして、「プロパティ」を選択して、「プロパティ」画面で「場所」のタブがある場合は、標準フォルダを移行した手順と同じ手順で移動することができる。例えば、「デスクトップ(Desktop)」や「ダウンロード(Download)」をよく使用する場合は、保存先のフォルダをDドライブに作って、図4〜図8と同じ手順で移動できる。図9 例えば、「ダウンロード」フォルダを右クリックして、「プロパティ」を開いて、「場所」タブがあれば、Dドライブに移動することができる。 | |
初期常態に戻すには
元の状態に戻すには、図4で、「マイ ドキュメントのプロパティ」を開き、次の手順を行う。図10 「場所」タブを選択して、「標準に戻す」を選択、「OK」をクリックする(@〜B)。 | |
このページのTop へ
Liveメールの保存先を変える へ
このページは、下記の書庫を参照しました。
日経PC21 2013年1月号(P46-P51)
日経PC21 2013年1月号(P46-P51)