パソコン三昧 やさしい講座 〜第112回 ペイントで写真に説明文を挿入&切り抜きして合成する〜

ペイントで写真に説明文の挿入&切り抜きして合成する

写真を切り抜きして合成する

 写真を希望の形に切り抜く方法は、黒塗りの切り抜き形を作って、透明色を「黒」に指定して、切り抜きたい写真の上にドラッグする。その後、「トリミング」で写真を切り抜く。
  1. 写真の右側に余白(作業スペース)を作り、そこに「切り抜き用の図形」を描く。
  2. 図形の中は「黒色」で塗りつぶして、透明色を「「黒」にする。
  3. 作業スペースにある「切り抜き用図形」を「四角形選択」で範囲選択して、左にある写真の切り抜きたい位置にドラッグする。
  4. 後は、「トリミング」で不要な部分を取り除けば出来上がりです。この切り抜いた写真を後でも使用したい場合は、画像形式を「png」で保存します。

切り抜き用の図形を作る

 図形の形は、「ハート」を使う。色は「黒」にする。
写真は、サンプルピクチャを使用する。
図1.画像ファイルを開いたら、「余白(作業スペース)」を作る。写真の隅をドラッグする(@)。
図2.「ホーム」タブの「図形」から「ハート」を選択する(A〜C)。「線の幅」は、「最小」にして「色1」は、「黒」を選択する(D〜G)。
図3.作業スペースに、切り抜く大きさの「ハート」を描く。左上から斜めに「ドラッグ」する(H)。
図4.「塗りつぶし」を選択して、「色1」は「黒」を選択する(I〜K)。「ハート」の中をクリックすると、「黒」に塗りつぶされる(L)。
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写真を切り抜く

 説明分は、画像の上に直接表示できるが、画像の下側または右側に余白を作って、余白に説明分を表示したい場合もある。余白の作り方は、画像のハンドルにマウスポインタを重ねるとポインターが白い矢印に変わる。そこで外側にドラッグすると余白ができる。内側にドラッグすると画像が削られるので注意のこと。
図5.「ホーム」タブの「選択」ボタンで「▼」をクリックして、「四角形選択」と「透明の選択」をクリックする(@〜C)。
図6.「色2」を「黒」を選択して(DE)、「空白」にある「ハート」の図形を「範囲選択」する(F)。「ハート」をポイントして、左にある写真の上に「ドラッグ」する(G)。切り抜きたい写真の上で、「ハート」マークが表示される(H)。これが切り抜き写真となる。
図7.「選択」ボタンをクリックして、残したい部分だけをドラッグして範囲指定をする(IJ)。そして「トリミング」ボタンをクリックすると(K)、切り抜いたハート部分だけが表示される(L)。この切り抜いた写真を後から合成写真として使用したい場合は、画像形式を"png"で保存する。
図8.画像の下側にあるハンドルをポイントして、ポインターが「白い矢印」に変わったら下側にドラッグする(@)。画像の下側に余白ができる(A)。
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切り抜きの縁をぼかす方法

 切り抜いた縁をぼかすには、「切り抜き用図形を作る」の図1〜図4の操作で、「ハート」を描いた後、「エアブラシ」を使う。線の太さを太くして、ハートの周囲をゆっくりなぞる。あとは、「写真を切り抜く」の図5〜図7を操作する。
図7.「ハート」を描いた後、「ホーム」タブの「ブラシ」ボタンの「エアブラシ」を選択する(@〜B)。
図8.「線の幅」は「一番太い」を選択する。「色1」は「黒」を選択する(C〜F)。
図9.「ハート」の周りをゆっくり丁寧にドラッグする(G)。
図10.「ハート」を範囲選択して、写真にドラッグする(H)。縁がぼけているのが分かりますか。
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切り抜いた写真をほかの写真に合成する

 切り抜いた写真をほかの写真に合成する仕方は、ほかの写真(ここでは、「砂漠」とする)を「ペイント」で開く。切り抜いた写真(ここでは、「ペンギン」とする)。2つのペイントが開くことになる。
  1. 「ペンギン」を範囲選択するとき、透明色を「白」を選択しておく。「範囲選択」したならば、「コピー」をクリックする。
  2. 「砂漠」の画面で、「貼り付け」をクリックすると「ペンギン」が表示される。 「選択の▼」ボタンをクリックして「透明の選択」をクリックして、 「色2」を「白」にすると、ペンギンの白部分が透明になる。
  3. 「ペンギン」を任意の場所ドラッグすれば出来上がり。
  4. 保存した切り抜き写真(ここでは「保存したペンギン」とする)を使う場合は、 ほかのペイントで「保存したペンギン」を開く。あとは、1〜3の操作をする。
図11.もう一つの写真「砂漠」をペイントで開く(@)。切り抜いた「ペンギン」の画面で(A)、「選択▼」ボタンをクリックして(B)、「四角形選択」と「透明の選択」をクリックする(CD)。
図12.続いて、「色2」を「白」にして(EF)、「ハート」を範囲選択する(G)。そして、「コピー」ボタンをクリックする(H)。
図13.「砂漠」を開いている画面で(I)、「貼り付け」ボタンをクリックすると(J)、「ペンギン」が表示される(K)。次に「選択▼」ボタンから「透明の選択」をクリックする(LM)。
図14.「色2」を「白」にすると(NO)、「ペンギン」の「白」が透明になる(P)。
図15.「ペンギン」を任意の場所にドラッグして出来上がりです(Q)。
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保存した切り抜き写真を使用する場合

 「切り抜き写真」を保存する場合は、画像形式を「png」で保存すること。「jpg」では、「白色」が完全に透明にならない。「切り抜き写真」を別のペイントで開く。あとは、「切り抜いた写真をほかの写真に合成する」の図11~図15を操作する。
図16.「砂漠」をペイントで開く(@)。「保存したペンギン」を別のペイントで開く(A)。
あとは、「切り抜いた写真をほかの写真に合成する」の図11~図15を操作する。

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このページは、下記の書庫を参照しました。
 パソコン雑誌「日経PC21」 発行 日経BP社(2014.11 P108-111) 

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