パソコン三昧 やさしい講座 〜第108回 クローン HDDを作る〜

クーロン HDDを作る

 システムのバックアップの仕方は、いろいろとあるが、実際にRestore したことがない。今回、現在使っているHDDのデータとまったく同じHDDを作成して、HDDを交換して、パソコンを実行してみた。うまく動作したので、忘れないうちにメモする。

用意するもの

  1. 内臓HDD
    現在使用しているのと同じ仕様のもの。
    最近、512セクタのほかに 4Kセクタがあるが、セクタは必ず同じものでないと、ここで使用するソフトが動作しない。
    容量は、同じか大きいものにする。ただし、使用しているパソコンが制御できる大きさ以内のもの。容量が小さいとソフトが動作しない。
  2. USBに接続できる変換アダプタ
    内臓HDDを外付けHDDとしてUSBに接続する変換アダプタ。
  3. EaseUS Patition Master
    このソフトを使ってクーロンHDDをつくる。

内臓HDDをUSBに接続する

 今回は、古いパソコンの内蔵HDDを使用した。
変換アダプタを使って外付けHDDとして接続する。
図1. @が内臓HDD。Aがパソコン。EがACアダプタ。内臓HDDの信号端子に、シリアルATAケーブルを接続(B)。その先にあるUSB端子をパソコンのUSB接続口に挿入する(C)。内臓HDDの電源端子にシリアルATA用電源変換ケーブルを接続(D)。ACアダプタの先にある電源端子をコンセントに挿す(F)。これで、内臓HDDは、外付けHDDとして使用できる。

EaseUS Patition Masterをインストールする

 このソフトは、実際に実行する前にトレースができることです。思っている通りに結果でない場合は、 実行を取りやめることができることです。ですので、いろいろと確認をすることができます。 手順が重複していないかなどの確認後、「実行」ボタンをクリックして初めて実行に移ります。

●配布先

ソフト名 EaseUS Patition Master
配布先 http://jp.easeus.com/
partition-manager-software/free.html
writing/se487466.html
作者 Chengdu Yiwo Tech Development        OS 8/7/Vista/XP

●ダウンロード&インストール

図2. 上記配布先のURLをクリックして、表示されたページの「無料ダウンロード」をクリックする(@)。
図3. ダウンロードしたファイル(A)をダブルクリックすると、インストールが始まる。「日本語」を確認して「OK」をクリックするB
図4. 「私は家庭用パソコンで本ソフトを使用し許可契約を承諾する。」にチェックを入れて(C)、「OK」をクリックする(D)。
図5. Dドライブがある場合は、「D:」に変えるといい(E)。ここでは、「デスクトップ上にアイコンを作成する」だけにした(F)。「次へ」をクリックする(G)。
図6. ここでは、「カスタムインストール(上級)」を選択して、チェックを外した(H)。「次を」をクリックする(I)。
図7. ここでは、チェックを外して(J)、「次を」をクリックする(K)。
図8. ここでは、何も入力しないで「次を」をクリックする(L)。
図9. インストールの終りです(M)。デスクトップにアイコンが表示される(N)。
                topへ
        リンク元のページへ戻る

ソフトの起動

 USB端子に接続したHDDの電源を入れる。すでにデータが記録されているHDDは、パーティションの削除が必要です。新規HDDは、そのまま使えます。

図10. デスクトップにある「EaseUS Partition Master」アイコンをダブルクリックする(@)。「EaseUS Partition Master」画面で「パーティション管理」をクリックする(A)。
図11. 下記の画面が「パーティション管理」画面です。画面で「ディスク1(MBR)」が(B)、現パソコンのHDDの状態です。「ディスク3(MBR)」が外付けHDDの状態です(C)。新しいHDDの場合は、データがなく、図12.の状態になると思います。
図12. 新品のHDDの場合は、「未割り当て」の状態にになっています(D)。
                topへ
        リンク元のページへ戻る

パーティションの削除とHDDのコピー

 HDDにデータがある場合は、パーティションの削除を先に実行してから、HDDのコピーを実行します。新規HDDの場合は、図15. から実行します。

●パーティションの削除
図13. 「ディスク2(MBR)」をクリックして(@)、「すべてのパーティションを削除する」をクリックする(A)。「すべてのパーティションを削除する」画面で、「OK」をクリックする(B)。
図14. ディスク2(MBR)が「未割り当て」になったことと(C)、保留中の操作の枠に「すべてのパーティションの削除する」があることを確認して(D)、「実行」ボタンをクリックすると(E)、パーティションの削除が実行する。「終了」画面で、「OK」をクリックする(F)。
●HDDのコピー
図15. 「ディスク1(MBR)」をクリックして(@)、ツールの「コピー」をクリックする(A)。「OS」や「DATA」を選択しない。ここを選択すると、パーティションの変更ができなくなるそうです。
図16. 「パーティションのチェック」が始まり、終わると「次ぎ」をクリックする(B)。
図17. 「目標のディスク」を確認して、「次」をクリックする(CD)。
図18. 「ディスクの編集」をしないので、「次へ」をクリックする(E)。
図19. 「完了」をクリックする(F)。
図20. ディスク2(MBR)のパーティション(G)と「保留中の操作」枠に「ディスクをコピーする」があることを確認して(H)、「実行」ボタンをクリックする(I)。
図21. 「変更を適用する」画面で、「はい」をクリックする(J)。「警告」画面で、「はい」をクリックする(K)。
                topへ
        リンク元のページへ戻る

HDDのコピーが始まる

 ここからパソコンは一度、シャットダウンして再起動するが、EaseUS PartitionMasterが起動して、HDDのコピーが実行される。コピーが終わるとデスクトップ画面になる。

図22.  パソコンは、シャットダウンして(@)、再起動するが、「EaseUS PartitionMaster」が起動する(A)。
図23. HDDのコピーが行われているようです。
図24. 「デスクトップ」画面になった。
図25. 再度、「EaseUS Patition Master」で、HDDの状態を見た。うまくコピーできているようです。実際にパソコンで確認しないと安心できない。
                topへ
        リンク元のページへ戻る

HDDを入れ替えて動作確認をする

図26. パソコンの「電源」と「バッテリー」を外す(@A)。
図27. パソコンから「HDD」を取り外す(B)。左は、「クーロンHDD」(C)。
図28. HDD留め金具をクーロンHDDに取り付け(DE)、パソコンに接続する。
図29. パソコンの電源を入れた。デスクトップ画面が出てきた。間違いなくクーロンHDDは使えそうだ。
図30. 注意することは、HDDのコピーが終わって、パソコンが再起動してデスクトップ画面になっても、しばらくの間、クーロンHDDは動作しているようです。USB変換アダプターにあるランプが消えるまでは、そのままにしておいたほうがいいようです(@)。また、クーロンHDDは、コンピュータなどで、開かないことですね。開くとドライブの”F"や”G”が消えますね。EaseUS Partition Master で触るのは問題ないようですね。シャットダウンしてから、クローンHDDを取り外すのが無難のようです。
 
 コピーは、298,09GBで約1時間40分かかりました。これぐらいの時間でしたら、数ヶ月後、クローンHDDを更新してもいいのではないでしょうか。
                topへ
        リンク元のページへ戻る

inserted by FC2 system