クーロン HDDを作る
システムのバックアップの仕方は、いろいろとあるが、実際にRestore したことがない。今回、現在使っているHDDのデータとまったく同じHDDを作成して、HDDを交換して、パソコンを実行してみた。うまく動作したので、忘れないうちにメモする。
用意するもの
- 内臓HDD
現在使用しているのと同じ仕様のもの。
最近、512セクタのほかに 4Kセクタがあるが、セクタは必ず同じものでないと、ここで使用するソフトが動作しない。
容量は、同じか大きいものにする。ただし、使用しているパソコンが制御できる大きさ以内のもの。容量が小さいとソフトが動作しない。 - USBに接続できる変換アダプタ
内臓HDDを外付けHDDとしてUSBに接続する変換アダプタ。 - EaseUS Patition Master
このソフトを使ってクーロンHDDをつくる。
内臓HDDをUSBに接続する
今回は、古いパソコンの内蔵HDDを使用した。変換アダプタを使って外付けHDDとして接続する。
図1. @が内臓HDD。Aがパソコン。EがACアダプタ。内臓HDDの信号端子に、シリアルATAケーブルを接続(B)。その先にあるUSB端子をパソコンのUSB接続口に挿入する(C)。内臓HDDの電源端子にシリアルATA用電源変換ケーブルを接続(D)。ACアダプタの先にある電源端子をコンセントに挿す(F)。これで、内臓HDDは、外付けHDDとして使用できる。 |
EaseUS Patition Masterをインストールする
このソフトは、実際に実行する前にトレースができることです。思っている通りに結果でない場合は、 実行を取りやめることができることです。ですので、いろいろと確認をすることができます。 手順が重複していないかなどの確認後、「実行」ボタンをクリックして初めて実行に移ります。●配布先
ソフト名 | EaseUS Patition Master | ||
配布先 | http://jp.easeus.com/ partition-manager-software/free.html writing/se487466.html |
||
作者 | Chengdu Yiwo Tech Development | OS | 8/7/Vista/XP |
●ダウンロード&インストール
図2. 上記配布先のURLをクリックして、表示されたページの「無料ダウンロード」をクリックする(@)。 |
図3. ダウンロードしたファイル(A)をダブルクリックすると、インストールが始まる。「日本語」を確認して「OK」をクリックするB。 |
図4. 「私は家庭用パソコンで本ソフトを使用し許可契約を承諾する。」にチェックを入れて(C)、「OK」をクリックする(D)。 |
図5. Dドライブがある場合は、「D:」に変えるといい(E)。ここでは、「デスクトップ上にアイコンを作成する」だけにした(F)。「次へ」をクリックする(G)。 |
図6. ここでは、「カスタムインストール(上級)」を選択して、チェックを外した(H)。「次を」をクリックする(I)。 |
図7. ここでは、チェックを外して(J)、「次を」をクリックする(K)。 |
図8. ここでは、何も入力しないで「次を」をクリックする(L)。 |
図9. インストールの終りです(M)。デスクトップにアイコンが表示される(N)。 |
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ソフトの起動
USB端子に接続したHDDの電源を入れる。すでにデータが記録されているHDDは、パーティションの削除が必要です。新規HDDは、そのまま使えます。
図10. デスクトップにある「EaseUS Partition Master」アイコンをダブルクリックする(@)。「EaseUS Partition Master」画面で「パーティション管理」をクリックする(A)。 |
図11. 下記の画面が「パーティション管理」画面です。画面で「ディスク1(MBR)」が(B)、現パソコンのHDDの状態です。「ディスク3(MBR)」が外付けHDDの状態です(C)。新しいHDDの場合は、データがなく、図12.の状態になると思います。 |
図12. 新品のHDDの場合は、「未割り当て」の状態にになっています(D)。 |
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パーティションの削除とHDDのコピー
HDDにデータがある場合は、パーティションの削除を先に実行してから、HDDのコピーを実行します。新規HDDの場合は、図15. から実行します。
●パーティションの削除図13. 「ディスク2(MBR)」をクリックして(@)、「すべてのパーティションを削除する」をクリックする(A)。「すべてのパーティションを削除する」画面で、「OK」をクリックする(B)。 |
図14. ディスク2(MBR)が「未割り当て」になったことと(C)、保留中の操作の枠に「すべてのパーティションの削除する」があることを確認して(D)、「実行」ボタンをクリックすると(E)、パーティションの削除が実行する。「終了」画面で、「OK」をクリックする(F)。 |
図15. 「ディスク1(MBR)」をクリックして(@)、ツールの「コピー」をクリックする(A)。「OS」や「DATA」を選択しない。ここを選択すると、パーティションの変更ができなくなるそうです。 |
図16. 「パーティションのチェック」が始まり、終わると「次ぎ」をクリックする(B)。 |
図17. 「目標のディスク」を確認して、「次」をクリックする(CD)。 |
図18. 「ディスクの編集」をしないので、「次へ」をクリックする(E)。 |
図19. 「完了」をクリックする(F)。 |
図20. ディスク2(MBR)のパーティション(G)と「保留中の操作」枠に「ディスクをコピーする」があることを確認して(H)、「実行」ボタンをクリックする(I)。 |
図21. 「変更を適用する」画面で、「はい」をクリックする(J)。「警告」画面で、「はい」をクリックする(K)。 |
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HDDのコピーが始まる
ここからパソコンは一度、シャットダウンして再起動するが、EaseUS PartitionMasterが起動して、HDDのコピーが実行される。コピーが終わるとデスクトップ画面になる。
図22. パソコンは、シャットダウンして(@)、再起動するが、「EaseUS PartitionMaster」が起動する(A)。 |
図23. HDDのコピーが行われているようです。 |
図24. 「デスクトップ」画面になった。 |
図25. 再度、「EaseUS Patition Master」で、HDDの状態を見た。うまくコピーできているようです。実際にパソコンで確認しないと安心できない。 |
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HDDを入れ替えて動作確認をする
図26. パソコンの「電源」と「バッテリー」を外す(@A)。 |
図27. パソコンから「HDD」を取り外す(B)。左は、「クーロンHDD」(C)。 |
図28. HDD留め金具をクーロンHDDに取り付け(DE)、パソコンに接続する。 |
図29. パソコンの電源を入れた。デスクトップ画面が出てきた。間違いなくクーロンHDDは使えそうだ。 |
図30. 注意することは、HDDのコピーが終わって、パソコンが再起動してデスクトップ画面になっても、しばらくの間、クーロンHDDは動作しているようです。USB変換アダプターにあるランプが消えるまでは、そのままにしておいたほうがいいようです(@)。また、クーロンHDDは、コンピュータなどで、開かないことですね。開くとドライブの”F"や”G”が消えますね。EaseUS Partition Master で触るのは問題ないようですね。シャットダウンしてから、クローンHDDを取り外すのが無難のようです。 |
コピーは、298,09GBで約1時間40分かかりました。これぐらいの時間でしたら、数ヶ月後、クローンHDDを更新してもいいのではないでしょうか。
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