やさしい講座 〜第58回 PowerPoint を Flash形式に変換する〜

PowerPoint を Flash形式に変換する

 PowerPoint で作成したファイルをPowerPoint がインストールされていないパソコンで開きたい場合は、マイクロソフトが公開している「PowerPoint Viewer 2007」をインストールすればPowerPoint ファイルを開くことができる。もし、PowerPoint Viewer 2007 がインストールできないときは、PowerPointのファイルをHTML形式で保存し、Internet Explorer で開くことができる。但し、Internet Explorer 以外のブラウザで開くときは、工夫が必要である。(第56回「d-group 掲示板について」の「ブラウザが Firefox の場合は、Firefox3 をお使いください。そして、アドオンで「IE Tab」をインストールして、次の設定をして下さい。」を参照願います。)

 Windows 以外のOSで開きたい場合は、PowerPoint のファイルをFlash 形式に変換する方法があります。Flash をサポートしているOSは多いので、さまざまな環境でスライドを表示することができます。その手順を以下にまとめます。

1.「iSpring Converter」をインストールする

 Flash に変換するには、「iSpring Converter」ソフトを使用します。

ソフト名 iSpring Converter
作者名 iSpring Solutions
配布先 http://www.ispringsolutions.com/download.html
1.上記配布先URLをクリックして開いたページから「ダウンロード」をクリック
する。
2.「ispring_free_4_1.exe」ファイルをダウンロードして、実行する。
3.インストールしたフォルダには、下記のフォルダおよびファイル
が生成される。これでインストールは、完了です。
4.次に、すでに作成されている「PowerPoint」を実行する。
5.「iSpring Converter」のツールバーが表示される。
これでインストールは、完了です。

2.フッタを出力しないように設定する

 「iSpring Converter」をそのまま使用すると、フッタとして、デフォルトで指定されている「日付と時刻」と「フッター」がそのまま出力されてしまう。フッタを出力しないように、次の手順で設定する。

1.メニューバーの「表示」をクリックする。
2.表示されたメニューの「ヘッダーとフッダー」をクリックする。
3.「ヘッダーとフッター」画面で「スライド」タブをクリックする。
4.「スライドに追加」の欄で、「日付と時刻」と「フッター」の
「チェックボックス」を[Off]にする。
5.「すべてに適用」をクリックする。

3.「iSpring Converter」を実行する

 ペイントを起動したときのカラー ボックスは、下図の色に設定されている。カラー ボックスの一番左に四角が二つあって、 上部が「現在の前景色」を表示し、下部が「現在の背景色」を表示している。また、描画領域で、描画する際、 「現在の前景色」で描く場合は、ポインタをドラッグして描く。 「現在の背景色」で描く場合は、マウスの右ボタンを押しながらドラッグして描く。

1.「iSpring Converter」のツールバーの「Publish」をクリックする。
2.「Publish toFlash」が面が表示される。
3.「Presentation Title」を入力する。(Convertされたときのフォルダ名となる。)
4.「Local folderl」を入力する。(3.項で指定したフォルダはすべてこのフォルダ
に格納できる。)
5.スライドの時間を指定する。(短い時間より長めに設定していても、画面上の
送りボタン、戻りボタンで、操作ができる。)
6.バックグランドの色を指定する。「色」の部分をクリックすると指定できる。)
7.最後に「Publish」をクリックする。
8.指定したフォルダに、下記の3つのファイルが生成される。
Wwbで使用する場合は、「mail」フォルダ(3つのファイルが必要)
ごとアップロードすればいい。

 この「iSpring Converter」ソフトを使って、Web 化したページは、こちらです。ご覧ください。
皆さん、PowerPoint作品をWeb で公開してはいかかがでしょうか。

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  このページは、下記の書庫を参照しました。
   月刊誌「PCJapan」 発行 ソフトバンク クリエイティブ株式会社


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