パソコン三昧 やさしい講座 〜第86回 Dドライブをデータ専用領域にする〜

Dドライブをデータ専用領域にする

Liveメールの保存先を変える

 Liveメールは、送受信したメールのデータがソフト専用フォルダに保存されている。したがって、ソフト上で保存先をDドライブに手動で変更する必要がある。

Dドライブにフォルダを作成する

 Dドライブに図10のフォルダを作成する。
図10 Liveメール保存先のフォルダをDドライブに作る。

Dドライブに移行する

 Windows Liveメールを起動する。Dドライブに移行する手順は次の通り。
図11 「ファイル」タブから「オプション」を選択、「メール」をクリックする(@B)。
図12 「詳細設定」タブの「メンテナンス」をクリックする(@A)。
図13 「保存フォルダ」をクリックする(@)。
図14 「フォルダの参照」画面で、「コンピュータ」から「Dドライブ」の「Jibun」フォルダの「LiveMail」フォルダを選択して、「OK」をクリックする(@D)。
図15 「保存場所」画面で「保存先フォルダ」を確認して(@)、「OK」をクリックする(A)。
図16 確認画面が表示される。「OK」をクリックして(@)、一度、Liveメールを終了すると、データの移動が始まる。Liveメールを再起動すると、以降は、Dドライブに保存される。
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個別のソフトも保存先を変える

 音楽管理ソフトのアイチューンやメディアプレーヤー、写真管理ソフトのフォットギャラリーは、マイミュージックやマイピクチャの設定変更に合わせて自動的に保存先が変わる。
 ただし、標準保存先を「マイミュージック」や「ピクチャ」以外にしている場合は、手動で保存先を変える必要がある。

IME2010の辞書も移動できる

 日本語入力ソフト(IME2010)に登録した辞書データもDドライブに移動することも可能です。

Dドライブにフォルダを作成する

 Dドライブに図17のフォルダを作成する。
図17 IME辞書の保存先をDドライブに作る。

Dドライブに移行する

 最初に、辞書データをDドライブにコピーして保存先をDドライブに変える。手順は次の通り。
図18 言語バーの「ツール」をクリックして(@)、「プロパティ」を選択する(A)。
図19 「辞書/学習」タブを開き(@)、「ユーザー辞書」欄の「参照」をクリックする(A)。
図20 辞書ファイル(imjp10u.dic)の保存場所が表示されるので、このファイルをDドライブの「IME-Jisho」フォルダにコピーする。
図21 図20の画面を閉じて、図19の画面に戻り、再度「参照」をクリックする(@)。
図22 「ユーザー辞書設定」画面で、Dドライブにコピーした辞書ファイルを指定して(@A)、「OK」をクリックする(B)。 
図23 「Microsoft IMEのプロパティ」画面で、辞書名の枠のフォルダを確認して(@)、「OK」をクリックする(A)。
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Dドライに移動したメールの復元

 Windows(OS)の再インストール後に、送受信メールを復元するには、保存先がCドライブに戻っているので、再度同じ手順でDドライブのフォルダを指定しなおすだけでよい。Dドライブには、保存先フォルダが残っているので、作る必要はない。 
図24 Dドライブに移したメールデータを再度表示させるには、図11〜図13と同じ操作で「保存場所」を表示し、「変更」をクリックする。
図25 メールの保存場所を指定する。ここでは、図14で移動した「LiveMail」フォルダを選択して(@)、「OK」をクリックする(A)。
図26 「選択したフォルダにすでにメールが存在する」といった警告画面がでる。今回はこのフォルダの中のデータを復元するので、「はい」をクリックする。
ここで、日経PC21の記事によると、
Outlook Express(OE)の場合、「ツール」→「オプション」と選び、「メンテナンス」タブを開くことでほぼ同じ手順でメールデータを移動できる。ただし、図26で、メールを復元する際、「いいえ」を選ばないこと。指定したフォルダの中にあるメールデータを空白のデータで上書きするためデータが消えてしまう。トラブルを避けるために、OEをLiveメールにアップデートしてから移動することを強くお勧めする。といっています。
図27 メールのアカウント情報を含め、以前に保存したメールがすべて復元できた。(メールの復元に関しては、実際に試していません。管理人)

Dドライブに移動した標準フォルダの復元

 Windows(OS)の再インストール後に、「標準フォルダ」を保存先にしてるソフトの復元も同様に、再度Dドライブのフォルダを指定しなおすだけで復元できる。
 ここでは、「マイドキュメント」フォルダの復元を行う。
図9 Windows(OS)の再インストール後にマイドキュメントを復元するには、図4〜図8と同じ手順でDドライブのフォルダを指定しなおせばよい。
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このページは、下記の書庫を参照しました。
 日経PC21 2013年1月号(P46-P51)

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