Excel で文章を作る
■ハイパーリンクで目次を作成する
●目次シートを作成する
●ハイパーリンクを挿入したセルの編集の仕方
■図形配置と調整
●「枠線(グリッド)に合わせる」に設定する。
●「サイズとプロパティ」ダイアログボックスでサイズを揃える
■オートシェイプの活用
●きっちりとした図形を描く場合
●複数の図形の位置を等間隔に揃えるなどの場合
●図の重なりを変更する
●複数の図形をグループ化する
●「オブジェクトの選択」モード
●オートシェイプに文字列を入力する
■ ハイパーリンクで目次を作成する
Excel の便利な点は、関連する文書をそれぞれ異なるシートに作成して、同じファイルに保存できることです。シートの数が多いとファイルの中身が分かりづらくなる。そこで、ハイパーリンク機能を利用して、目次を作成する。
● 目次のシートを作成する
Excel は、一つのブックに複数のシートが作成できる。各シートを一つづクリックして開くより、目次からシートを開く方が便利です。そこで、先ず、目次のシートを作成する。
◆目次のシートを作成する 1.幾つもシートが作れるので便利です。操作しやすくするために、目次のシートを一番左に作る。 |
◆「ハイパーリンク」を挿入する 1.目次のシートで、「リンクを貼るセル」を選択する。@ 2.「挿入」タブ→「リンク」グループ→「ハイパーリンク」をクリックする。A 3.「ハイパーリンクの挿入」画面が表示されるので、「このドキュメント内」をクリックする。B 4.リンク先のシートを選択する。C 5.目次項目となるセルに表示したい項目名を「表示文字列」に入力する。D 6.「OK」をクリックする。E すべての目次項目に対して同様な操作を行う。 |
◆目次シートのできあがり 1.「項目」をクリックすると、対応したシートが開きます。 |
●ハイパーリンクを挿入したセルの編集の仕方
ハイパーリンクを挿入したセルを編集したいときに、普通にクリックすると、リンク先にジャンプしてしまい、選択ができない。セルを選択したいときは、ポインタの形が指形から十字に変わるまで、マウスの左ボタンを長押しする。
◆ハイパーリンクを挿入したセルの編集の仕方 1.ポインタの形が指形から十字に変わるまで、マウスの 左ボタンを長押しする。 |
■ 図形の配置と調整
Excel で挿入できる図、クリップアート、図形、SmartArt、グラフやテキストボックスやワードアートをオブジェクトと呼んでいる。 このオブジェクトの配置を「枠線(グリッド)に合わせる」に設定しておくと便利です。位置を微調整したいときは、オブジェクトを選択して、Ctrl + 矢印キーを押すとよい。一時的にグリット合わせ機能が Off になる。
● 「枠線(グリッド)に合わせる」に設定する
1.オブジェクトをクリックする。 2.描画ツールの「書式」タブ→「配置」グループ→「配置」をクリックする。 3.表示されたメニューの「枠線に合わせる」をクリックする。 |
◆枠線に揃う 1.オブジェクトを移動すると枠線に揃う。 |
◆微調整をする 1.Ctrl キーを押しながらオブジェクトを移動する。 |
●「サイズとプロパティ」ダイアログボックスでサイズを揃える
同じ大きさの図形をたくさん作成したいときは、基本の図形を作成してからコピーするのがいい。あとから大きさを揃えるならば、揃えたい図形を選択して、 「サイズとプロパティ」ダイアログボックスで、大きさをまとめて揃えることができる。
◆基本図形を作成してコピーする場合 1.基本図形を作成する。 2.基本図形図形を選択して、Ctrl + Dキーを押すと、 コピーができる。 |
◆「サイズとプロパティ」ダイアログボックスでサイズを揃える 1.揃えたい図形を選択する。@ 2.描画ツールの「書式」タブ→「サイズ」グループの「ダイアログ起動ボタン」をクリックする。A 3.「サイズとプロパティ」ダイアログボックス」画面が表示されるので、 「サイズ」タブをクリックして、「高さと幅の値」を入力して、「OK」をクリックする。B すべての図形が同じ大きさになる。 |
■ オートシェイプの活用
Excel にはオートシェイプという名称で、直線、矢印、円、四角形ブロック矢印、フローチャート、星型、リボン、吹き出しなどの基本図形があらかじめ用意されている。簡単な図は、これらを組み合わせるだけで作成できる。
Excel 2007 では、「挿入」タブ→「図」グループ→「図形」で、オートシェイプが表示され、図形を選択あと、ドラッグすると描画できる。
●きっちりとした図形を描く場合
オートシェイプは、任意のサイズの図形を作成できる。Shift キーを押しながら作成すると、正円や正方形のようにきっちりとした図形を描くことができる。
●複数の図形の位置を等間隔に揃えるなどの場合
複数の図形の位置を等間隔に揃えたりするなどの処理は、
描画ツールの「書式」タブ→「配置」グループ→「配置」をクリックして、表示されるメニューから処理を選択すればいい。
1.位置を揃えたい図形を選択する。@ 2.描画ツールの「書式」タブ→「配置」グループ→「配置」をクリックする。A 3.表示されたメニューから目的の機能を選択する。B |
●図形の重なりを変更する
複数の図形を描画すると、それぞれの図形に前後関係が発生する。後から描画した図形が前に表示される。次の操作で、前後関係を修正できる。
下図では、最後に描写した黄色の長方形が前面にある。これを背面に移動させる。
◆黄色の長方形を背面に移動させる。 1.黄色の長方形をクリックする。 2.描画ツールの「書式」タブ→「配置」グループ→「最背面へ移動」を クリックする。 |
●複数の図形をグループ化する
複数の図形をまとめて扱いたい場合は、グループ化にするといい。
◆グループ化する 1.グループ化したい図形を選択する。 2.描画ツールの「書式」タブ→「配置」グループ→「グループ化」→「グループ化」をクリックする。 |
◆移動 1.移動しても、まとまって移動する。 |
◆グループ化を解除する 1.解除する図形を選択する。 2.描画ツールの「書式」タブ→「配置」グループ→「グループ化」→ 「グループ解除」をクリックする。 |
●「オブジェクトの選択」モード
複数の図形を選択するとき、Ctrl + クリックで順番に追加してもいいが、「オブジェクトの選択」モードを使用すると手早く行うことができる。 ただし、ドラッグの範囲内に完全に含まれる図形だけが選択される。
◆「オブジェクトの選択」モードにする 1.「ホーム」タブ→「編集」グループ→「検索と選択」をクリックする。 2.表示されたメニューの「オブジェクトの選択」をクリックする。 |
◆図形を選択する 1.図形を囲むようにドラッグする。 |
2.ドロップすると図形は選択される。ギザギザ図は、完全に選択範囲内 にないので選択はされない。 |
●オートシェイプに文字列を入力する
内部に空白のあるオートシェイプ(円や四角形、ハート型、括弧、ブロック矢印、フローチャート、星形、リボンなど)は、すべて内部に文字列を入力ことができる。 (「線」に分類されているオートシェイプにはテキストの追加はできない)。
◆Excel の場合は、図形を選択するだけで、テキストの入力 ができる 1.入力したい図形を選択する。 2.文字を入力する。 |
◆テキストの修飾は、「ホーム」タブで行う 1.図形の中のテキストを範囲選択する。 2.「ホーム」タブ→「フォント」グループで、フォントや文字の大きさを 修飾する。 3.「ホーム」タブ→「配置」グループで、上揃えや、文字列を左に揃える など、修飾する。 |
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月刊誌「PCJapan」 発行 ソフトバンク クリエイティブ株式会社
(20090766)